創価大・田中、8球団競合予想に「楽しみ」連発!「人事を尽くして天命を待つ」

2016年10月20日6時0分  スポーツ報知
  • 練習前に取材対応する創価大・田中正義
  • ボールを持ち決意に満ちた表情の創価大・田中正義

 巨人、広島、ロッテがドラフト会議での1位指名を公表した最速156右腕、創価大・田中正義(22)が19日、運命の日を翌日に控えて、ようやく実感が湧いた心境を明かした。この日は八王子市内の同校グラウンドで取材に応じて、何度も「楽しみ」という言葉を繰り返した。同校は当日、1000人を収容できる大ホールを会見場として用意し、生徒や関係者とともに異例のパブリックビューイング(PV)で運命の瞬間を待つことも決まった。

 質問とかみ合わなかった答えに、田中の本音が表れていた。今の心境について「何か四文字熟語で」と聞かれると、少し考え込んでから、「人事を尽くして天命を待つ、というのが正解ですかね」という“ことわざ”を持ち出した。四文字ではないことに気づくと、思わず苦笑い。だが最大で8球団の競合が予想される高評価にも、終始落ち着き払っていた。

 すでにロッテが17日に一足早く1位指名を表明するなど、大器の評価は抜きんでている。「本当に何かできるわけではないので、ひたすら楽しみに待っていればいいのかなと思う。ずっと自分は大学生の中だったら、高い評価をもらっていましたが、自分自身が下している評価は、皆さんの思っている評価と違う。自分はそこを大切にしたい」。会見中は何度も「楽しみ」という言葉を繰り返した。それでもあえて厳しい自己評価を口にして、浮かれるそぶりを見せなかった。

 八王子市内の同校グラウンドで取材に応じたこの日は、テレビカメラ6台を含む約30人の報道陣が詰めかけた。ドラフト当日は、約40社、約120人の取材申し込みが殺到。学校側は1000人を収容できる大ホールを会見場に用意し、生徒や関係者とともに派手なPVを予定するなど、異例ずくめの準備が進められている。

 同校の広報担当者は「これまで学内の小さなホールでやったことはありますが、そこでは収まらないということで初めてです」と説明。12年ドラフト2位でヤクルト入りした小川泰弘も、当日の会見は合宿所だった。周囲の異様な盛り上がりには「野球部の選手も楽しみだなと言ってくれているので、そこはよかった」と素直に喜んだ。

 この日の午前中は読書をするなどリラックスして過ごし、午後は約4時間の全体練習で普段と変わらず汗を流した。プロの世界については「想像がつかないので、自分の力をつけることだけを考えたい」と話した。腹の据わった剛腕らしく、どっしりと構えていた。(坂本 達洋)

 ◆田中 正義(たなか・せいぎ)1994年7月19日、横浜市生まれ。22歳。小1から野球を始め、中学時代は川崎中央シニアでプレー。創価高では1年夏に背番号1も、右肩痛で外野手に。創価大で投手復帰。最速154キロをマークした2年春の全日本大学野球選手権で一躍ブレイク。大学日本代表では、昨年6月のNPB選抜戦で7者連続を含む8奪三振。ユニバーシアード夏季大会の優勝に貢献。リーグ戦通算30登板で20勝1敗、防御率0.71。186センチ、90キロ。右投右打。

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