立大・佐藤竜、一般就職から一転 社会人で侍ジャパン入り目指す

2016年12月28日6時0分  スポーツ報知
  • 社会人のホンダでプレーする立大・佐藤

 東京六大学リーグの4年生の進路がほぼ出そろった。元ヤクルトの佐藤真一氏(51)=現オリックス・プロスカウト=を父に持つ立大・佐藤竜彦外野手は、今春のリーグ戦開幕前は一般就職を考えていたが、ラストイヤーで一躍ブレイクして社会人のホンダで野球を続ける道を選んだ。世界での活躍を夢に描き、まずは社会人の侍ジャパン入りを目指す。

 意外性の男らしかった。元プロ野球選手を父に持ちながら、佐藤竜は大学卒業で野球をやめるつもりだった。「世界の人と触れあったり、将来的に海外で仕事をしたいという思いが強かった。JALやANA、成田国際空港とか航空業界を志望していました」。指定校推薦で立大の観光学部を選んだのも海外への興味からで、プロ志望も全くなかった。

 だが今春リーグ戦開幕後、ホンダとの練習試合が転機となった。思い切りのいい打撃が、当時の長谷川寿監督(50)の目に留まった。「一度でも練習に参加してみてくれと言われて、そこから徐々に野球を続けようかなと考え方が変わった」。春のリーグ戦は3本塁打、16打点と勝負強さを発揮し、自信を深めるうちに社会人でプレーする道を決断。秋も法大2回戦の逆転満塁弾など意外性あふれる一発を放ち、春秋でベストナインに輝いた。

 これまで父・真一氏から細かく指導されることはなかった。今も特に参考にしていることはないというが、小学5年時に父の引退試合で始球式を務めた記憶は鮮明に残る。「引退試合の場を作っていただけた父はすごいと思う。自分は自由に伸び伸びやらせてくれたのがよかった」と感謝する。

 ホンダでは一日も早くレギュラー定着を目指し、社会人の侍ジャパンでクリーンアップを打つのが夢だ。「(今年7月に)東京六大学選抜で参加したハーレム国際大会はすごい楽しかった。(代表で)海外に行ったりしたい」と、やはり気持ちは世界に向いていた。(坂本 達洋)

 ◆佐藤 竜彦(さとう・たつひこ)1994年11月21日、福岡県生まれ。22歳。小3から野球を始め、上原中時代は調布シニアでプレー。国学院久我山高では2年春に甲子園出場。高校通算本塁打は9本。立大で内野手から外野手に転向して、3年秋にリーグ戦初出場。通算成績は31試合出場で打率3割1分9厘、7本塁打、34打点。182センチ、82キロ。右投右打。

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