“サニブラウンに勝った男”佐野日大・五十幡が明かした快足ゆえの苦悩…中大では外野手再転向

2017年1月31日19時17分  スポーツ報知
  • 東都大学リーグ・中大の野球部合宿所に入寮した佐野日大・五十幡亮汰

 中学時代の陸上大会で「サニブラウン・ハキームに勝った男」として注目を集めた佐野日大の五十幡(いそばた)亮汰外野手(3年)が31日、東京・八王子市内の中大野球部合宿所に入寮した。50メートル5秒59の武器を持ちながら「盗塁が苦手で…」と繰り返したルーキー。その裏には「快足」ゆえの苦悩があった。

 「塁に出たら走らないといけないというプレッシャーを、力に変えられなかった。失敗を恐れてしまっていたんです。引退した後、チームメートから『もっと走って失敗すれば良かったのに』って言われたんです。失敗を恐れちゃダメなんだなって」

 試行錯誤を続けているのが、スタートだ。今は右足から始動するが、かつては左足からだった。「陸上のスタートには自信があったんです。陸上は(スタートの態勢に入ってから)間隔があって、ピストルが鳴る。でも盗塁は、ピッチャーのクセ、間の取り方、駆け引きが難しい。5球連続で牽制があった時があって。次はないんじゃないかな――と思ったら、逆をつかれて…。考えすぎてしまう部分があるんです」。

 確実に盗塁を決めるために、研究は欠かしていない。前巨人の鈴木尚広氏、ソフトバンク本多、ヤクルトコーチの福地ら、盗塁を武器に活躍してきた選手の動画をチェック。「(盗塁への考え方は)選手によって違う。参考にはするけど、自分で身につけないといけない」

 陸上を続けていれば、サニブラウンのように、東京五輪の注目選手になっていたかもしれない。それでも五十幡は「プロ野球選手」への道を選んだ。「高校入学の時から野球一本と決めていたので。その夢は(大学進学の時にも)変わらなかったんです」。中大では、遊撃から外野手への再転向も決めた。4年後のプロ入りを目指し、新たなスタートを切った。

 ◆五十幡 亮汰(いそばた・りょうた)1998年11月27日、埼玉・行田市生まれ。18歳。行田東フェニックスで野球を始め投手、遊撃手。小学6年時にヤクルトジュニアで外野手。長野中時代は東京神宮シニアに所属。佐野日大では1年夏に栃木大会準V。昨夏は3回戦敗退。172センチ、64キロ、右投左打。

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