【六大学】東大・宮台、進路プロ一本に絞った!「まずは野球」就活封印

2017年4月20日5時0分  スポーツ報知
  • 進路をプロ一本に絞った東大のエース・宮台

 東京六大学リーグ・東大の今秋ドラフト1位候補左腕・宮台康平投手(4年)が、今季の進路をプロ一本に絞ったことが19日、分かった。昨年12月にプロ志望を表明。これまでは春季リーグ戦と就職活動を並行することも検討していたが、今月上旬に退路を断つことを決断。「並行しながらできる余裕はない。まずは野球。就活しないで正真正銘、プロ一本です」と東大史上6人目のプロ入りへ一直線に突き進む決意を明かした。

 もう迷いはない。最速150キロ左腕・宮台が覚悟を決めた。「(昨年12月に)表明した時点では、就活しながらでもいいかな、と思っていた。ただ、リーグ戦がいざ始まって、ふがいない結果なので…。並行する余裕はない。両方、中途半端な結果になるより、まずは野球を頑張りたい」。チームメートが就活を始めたのを見て、改めてプロ野球への思いを強くした。

 プロ一本に絞ったことで、将来のプランも描き始めた。政財界に多くのエリートを輩出する東大法学部に在籍。官僚になって国家を動かしていくことや、弁護士などの法曹界、OBらが勤める商社への就職などに興味を持っているが、左腕は「まずは野球。でも、社会人で野球を続けることは考えてないです。プロに行けなかったら、進路はその時に考えます。大学で5年生をやれば(ドラフト後から)時間が1年半ある。考える時間がありますから」と言い切る。

 今季は左肩腱(けん)板炎症からの完全復活を目指し、大胆なフォーム改造に取り組んできた。特長でもあったコンパクトなテイクバックを少し大きくして、左肩への負担を減らした。通常ならノースローで肩を休ませるが、専門医の指示通り強度を落として投げ続けることで、新フォームを体に染みこませている。

 順調な回復で復帰登板を果たしたが、2カードを終え3試合で2敗、防御率6・35。最速147キロをマークも19四死球と制球に苦しみ、今も試行錯誤を続けている。それでも、明大との開幕戦には、日米14球団39人のスカウトが集結。日本ハム・山田スカウト顧問が「(ドラフト1位の)12人に入ってくる」と話すなど、左肩痛からの復帰登板を果たしたことへの評価を口にするスカウトも多い。

 この日は、東大球場で練習。シャドーピッチングでは、投球時の軸足と投げ終わりの右足でしっかり立つことを意識した。「上半身と下半身の連動ができていない。この空き週で、走ったりウェートしたりして、安定したフォームをつくりたい」と29日からの早大戦へ向けて意気込んだ。東大史上初のドラフト1位指名をつかみ取るため、野球で結果を追い求めていく。(青柳 明)

 ◆宮台 康平(みやだい・こうへい)1995年7月1日、神奈川・横浜市生まれ、21歳。戸塚小3年から野球を始め、戸塚中では軟式野球部に所属。湘南高では県大会8強が最高。東大文科1類に現役合格し、現在は法学部在籍。1年秋にリーグ戦初登板。昨春は東大投手8年ぶりのシーズン2勝。大学日本代表にも選出され、昨年7月の日米大学選手権に出場を果たした。178センチ、84キロ。左投左打。

 ◆昨年度の東大野球部4年生の進路 昨年度の4年生は20人。正捕手の喜入友浩(修猷館)が、TBSテレビのアナウンサーに。15日のフレッシュリーグ・慶大戦(神宮)で、医師免許を持つ40歳右腕の伊藤一志投手(3年)が登板した際には取材に駆けつけ、アドバイスを送った。他には電通、野村証券、トヨタ自動車、日本政策投資銀行など。4人が大学院進学、7人が留年し、官僚などを目指している。

ドラフト候補

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