開幕!全日本大学野球選手権…スポーツ報知アマ野球担当記者座談会

2017年6月5日8時20分  スポーツ報知

 第66回全日本大学野球選手権大会(報知新聞社後援)が5日、神宮球場と東京Dで開幕する。4日は各地の春季リーグ戦、ブロック大会を勝ち抜いた出場27校が参加し、東京・明治神宮会館で開会式が行われた。熱戦を前に、スポーツ報知では東西のアマチュア野球担当記者、各支局の担当記者による座談会を開催。注目校や注目選手など、今大会の見どころを語り合った。

 デスク さあ、いよいよ開幕だ。まず注目校は?

 青柳 激戦の東京六大学を制した立大です。51年ぶり出場は、今大会出場校では最長、歴代でも2位のブランク(最長は15年に出場した西南学院大の57年ぶり)。99年秋以来、21世紀では初の優勝に、OBの巨人・長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=も「チーム一体となった野球で、ここ一番での強さを見せてくれました」と絶賛。過去3度優勝の実績もあります。

 デスク 帝京大(首都大学)も46年ぶり2度目と久しぶりの出場だ。

 山崎 6年ぶりに戦国東都を制した東洋大にも注目したい。10、11年とこの大会を連覇しながら、13年から3年間はリーグ2部降格も経験。就任46年目を迎えた高橋昭雄監督(68)は「命がけでやる」と気合十分です。

 青柳 13年優勝の上武大(関甲新学生)谷口英規監督(47)は、高橋監督の教え子。勝ち上がれば、決勝で師弟対決が実現します。

 デスク 関西はどうだ?

 種村 国立の和歌山大(近畿学生)に注目です。1950年の連盟加盟以来、初のリーグ優勝。桐蔭(和歌山)でコーチを務めた大原弘監督(52)が08年に就任した当初は、ピアスを付けてグラウンドにくる部員もいるなど「サークル活動みたいだった」と。

 デスク それは衝撃だな。

 種村 主将の真鍋雄己捕手(4年)は焼き肉チェーン店でアルバイト。遠征費などを捻出するために、部員の多くは掛け持ちで働いています。専用グラウンドもなく、環境面では恵まれていないものの、ナインは「国立大の意地を見せる」と意気込んでいます。

 デスク 地方の大学はどう?

 青柳 九州勢では、11年ぶり出場の東海大九州(九州地区大学南部)。昨春リーグ戦は、熊本地震の影響で辞退。グラウンドも使えなくなるなど、厳しい状況を乗り越え日本一を目指します。

 山崎 東北勢では東北福祉大(仙台六大学)。優勝が決まる最終週の仙台大との2回戦では、判定を巡って元西武の大塚光二監督(49)がリーグ史上初の退場処分を受けるほどヒートアップ。1勝1敗で迎えた3回戦ではサヨナラ勝ちし、執念で出場権を勝ち取りました。

 デスク 福岡大の渡辺正和監督(51)も、ソフトバンクでリリーフとして活躍した元プロ監督か。采配にも注目したいね。

九産大・草場は昨年149キロマーク デ じゃあ注目選手はどうだ?

 山崎 東洋大は主将でエースの飯田晴海(4年)が大黒柱。智弁学園では昨年センバツ優勝投手でリーグ戦2勝を挙げた村上頌樹(1年)が、右ヒジ痛で登録を外れたのが痛いところ。

 青柳 日本文理大(九州地区大学北部)のケムナ・ブラッド・誠投手(4年)はハワイ出身で、米国人の父を持つハーフ右腕。192センチ、91キロと素材は抜群で、かつては父とのサーフィンが趣味だったそう。今大会でビッグウェーブをつかめるかで、スカウト陣の評価が左右しそうな逸材です。

 種村 岡山商大(中国地区大学)の最速152キロ右腕・近藤弘樹(4年)は、今季リーグ戦10試合で7勝1敗。7回参考ながら完全試合も達成した。中日・中田スカウト部長は「上位候補に入ってくる可能性はある」と期待しています。

 デスク 昨年のこの大会で149キロをマークした九産大(福岡六大学)の草場亮太、岐阜経大(東海地区大学)を初出場に導いた浜口雄大(4年)も楽しみな存在だ。野手ではどう?

 山崎 東北福祉大の楠本泰史中堅手(4年)は、スカウトの評価が高いですね。今季は遊撃から外野手に転向し、MVP&首位打者を獲得。DeNA・吉田編成部長は「打撃がいい」。巨人・柏田スカウトは「打撃が柔らかい。センスを感じる」と話していました。

 勝田 今大会最多となる出場40度目の福井工大(北陸大学)は、4番・芳野了哉三塁手(3年)がイチオシです。優勝をかけた金沢学院大との最終節で、2試合連続初回先制3ランを放つなど、9打数7安打6打点と爆発しました。

 青柳 立大は4番の笠松悠哉三塁手(4年)と、2年生エース左腕の田中誠也。投打の柱は、大阪桐蔭で甲子園優勝を経験。選手権終了後には、リーグ戦優勝のパレードも企画され、ナインの気持ちも盛り上がっています。

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