きらやか銀行・小島9K完封!「全国の人に『おじま』の名字覚えてほしい」2年連続都市対抗へ

2017年6月14日7時30分  スポーツ報知
  • 先発し、7安打9三振で完封したきらやか銀行・小島
  • 笑顔でチームメートに胴上げされるきらやか銀行・小島

 都市対抗野球東北2次予選 第2代表決定戦 最終日 TDK0-3きらやか銀行(13日、秋田こまちスタジアム)

 第2代表決定戦で、きらやか銀行(山形第1代表)が3―0でTDK(秋田第1)に勝ち、2年連続2度目の都市対抗野球(7月14日開幕、東京D)出場を決めた。先発したエース右腕の小島(おじま)康明(24)=東農大=が、9回を7安打9奪三振で完封。今大会全4試合中3試合で完投勝利を挙げるなど、大車輪の活躍で、敢闘賞を受賞。日本製紙石巻(宮城第1)に続き、チームに東京D切符をもたらした。

 最後の打者を空振り三振に仕留めたきらやか銀行・小島は、両手を天に突き上げて喜びを爆発させた。今大会は計27イニングを投げ、失点はわずか1。防御率0・33と無類の安定感を発揮した。試合後はナインに胴上げされ、3度宙を舞った鉄腕エースは「胴上げをしてくれると思っていなかった。2年連続の都市対抗出場が目標だったので、達成できてよかった」と笑った。

 右腕から自己最速144キロの直球と、独特の軌道でシュート気味に沈み、自身の名字から「オジ・チェンジ」と名付けたチェンジアップなど、4種類の変化球を投げ分ける。この日は前半に直球主体の投球で相手打線を押し込むと、後半は「(直球攻めの)効果が出て、チェンジアップが効いてきた」と変化球でかわした。最終回に2三振を奪うなど、最後までスタミナは衰えなかった。140球の熱投に、大向誠監督(45)も「素晴らしかった」と絶賛した。

 “恵みの雨”を味方にした。雨天順延が続き、9日に終了予定だった今大会は13日まで延びた。だが、2次予選開始前から疲労性の腰痛に悩んでいた小島には「休めたのがよかった」とプラスに働いた。9日の七十七銀行(宮城第3)との準決勝で1失点完投。その後、中3日と時間ができたことで「投げずにストレッチやマッサージをしていた」と回復に専念。大一番の快投につなげた。

 東農大2年時に父親が病気で他界した。以来、母の真弓さんが女手一つで育ててくれた。この日も、こまちスタジアムから約550キロ離れた実家の茨城・結城市から夜行バスで駆けつけてくれた母の前で完封勝利を挙げた小島は「すごく感謝しているし、活躍を見せたかった」と、最高の笑顔を見せた。

 2年連続で挑む都市対抗へ、プロ入りを目指す24歳は「全国の人に『おじま』の名字を覚えてほしい」。チームメートから「こじまさん」と、わざと間違われてからかわれるが、東京ドームでの快投で「おじま」の名字を存分にアピールするつもりだ。(守田 力)

 ◆小島 康明(おじま・やすあき)1992年7月20日、茨城・結城市生まれ。24歳。結城小1年で野球を始め、下妻二高では3年春にエースとして茨城県大会優勝。東農大では1年春からベンチ入りし、通算4勝14敗。2015年にきらやか銀行に入社し、昨年の都市対抗野球東北2次予選でMVPを獲得した。右投右打。178センチ、85キロ。血液型B。家族は母と兄2人。

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