JR東日本東北・森、延長13回サヨナラ打 2年連続全国切符

2017年8月28日8時0分  スポーツ報知
  • 延長13回にサヨナラ適時打を放ったJR東日本東北・森

 ◆社会人野球 日本選手権東北最終予選最終日 ▽決勝 JR東日本東北4x―3きらやか銀行=延長13回=(27日、石巻市民)

 JR東日本東北(宮城)がきらやか銀行(山形)に延長13回の末、4―3でサヨナラ勝ち。2年連続18度目の日本選手権(10月30日開幕、京セラドーム)出場を決めた。JR東日本東北は13回、1死一、二塁で7番・森勇二中堅手(26)が左翼線へサヨナラ適時打。森は最高殊勲選手賞にも輝いた。なお東北勢は、5月のJABA東北・北海道大会を制した日本製紙石巻も出場する。

 4時間50分の熱戦に終止符を打ったのは苦労人の意地だった。延長13回1死一、二塁。森は相手のスライダーに対応して左翼線に運び、サヨナラ適時打。勝利を確信すると雄たけびを上げながら一塁ベースを踏み、仲間が作った歓喜の輪に飛び込んだ。「長かったので何とか自分で勝負を決めようと思った。打った瞬間に勝ったと思えた」とホッとした表情を浮かべた。

 昨年末に大学時代から交際していた晴香さん(26)と結婚。勝負の4年目に挑むはずだったが、春先から右ひじの遊離軟骨に悩まされて不調に陥った。都市対抗は東北予選で敗れ、落ち込んだが、家ではから揚げなどの手料理で力をもらったほか「ネガティブになるところを妻が『あしたは打てる』と言ってポジティブにしてくれた」と前を向き続けることができた。練習も多い日で1500回バットを振り続け、藤井省二監督(55)から「練習は一番する。気持ちを試合に出してほしい」と起用され続け、ようやく大一番で結果を残した。「今までみんなに迷惑をかけてきたのでやっと仕事ができた」と森は笑みをこぼした。

 京セラドームは借りを返す舞台だ。昨年の2回戦では元DeNAのJR西日本・加賀美希昇(28)にノーヒットノーランを達成された。指揮官が「これまでチームはあの負けが尾を引いていた。1つ勝つだけでは足りない」と言えば、同戦に出場していた森も「出るからには優勝。勝って感謝の気持ちをもっと伝えたい」と意気込む。熱戦で取り戻した大きな自信。練習の虫は、大舞台でもチームのための一打を放つ。(遠藤 洋之)

 ◆森 勇二(もり・ゆうじ)1991年7月2日、宇都宮市生まれ。26歳。錦小1年から野球を始め、横浜隼人高では09年夏に甲子園出場。2回戦で花巻東(岩手)に敗れるも菊池雄星(現・西武)から本塁打を放つ。国士舘大では1年からベンチ入りし、2014年にJR東日本東北に入社。174センチ、77キロ。右投右打。家族は晴香夫人。

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