日大国際、崖っぷちから逆転で5季連続V

2017年10月9日9時0分  スポーツ報知
  • 5季連続優勝を飾り、マウンド付近に集まって喜ぶ日大国際ナイン

 ◆報知新聞社後援 静岡学生野球第7週第2日 日大国際7-3静岡大(8日・清水庵原球場ほか)

 日大国際が静岡大を7―3で下し、12勝2敗で5季連続優勝を飾った。エースの日下部啓太(4年・土浦日大)が8回途中まで4安打に抑える力投を見せると、9回に酒井翔吾(4年・報徳学園)が2ランを放って突き放した。日大と2位の東海大海洋は20日からの東海選手権(三重)に臨む。

 最後のアウトは右翼の井上和也主将(4年・横浜)がつかんだ。ベンチから猛然と日大国際の選手が飛び出し、マウンド付近に歓喜の輪ができる。「ウィニングボールは監督に渡します」と主将は笑顔で話した。

 崖っぷちからの逆転だ。開幕10連勝しながら、前節で東海大海洋に連敗して自力優勝が消えた。「先週で諦めていた。2位狙いのつもりだった」と和泉貴樹監督(62)は振り返る。だがナインはわずかな可能性を信じていた。7日の第1試合で静大に勝った後は、三島に戻って自主練習。第2試合で東海大が負けたことを聞き、一層の気合が入った。

 この日も第1試合で東海大が敗れ、チャンスが広がった。「力が入ってしまった」と先発の日下部が制球を乱して初回に失点も、3回以降は立ち直って0を並べる。そして4回に静大投手陣の乱調からノーヒットで3点をもぎ取った。

 終盤にもドラマが待っていた。疲れから日下部が8回に3四死球などを与えて降板。2点差に詰め寄られた。だが直後の9回2死二塁で酒井が「リーグ戦では初めて」という本塁打を左翼へ放って静大を突き放した。野球をやるのは大学まで、と決めていた173センチ、80キロのスラッガーは「ここで野球人生が終わってたまるか、という気持ちでした」と声を弾ませた。

 20日からは神宮大会につながる東海選手権。あと2週間、課題の攻撃力を鍛え直して、第1関門を突破する。(里見 祐司)

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