【明治神宮大会】富士大・加藤、“緊急登板”で好救援1勝

2017年11月11日8時0分  スポーツ報知
  • 5回2死から2番手で登板し、救援した富士大の加藤

 ◆第48回明治神宮大会第1日 ▽大学の部・1回戦 富士大4―1大商大(10日・神宮)

 大学の部1回戦で富士大(東北三連盟代表・北東北)が大商大(関西五連盟第1代表・関西六)に4―1で勝利した。2番手で登板した加藤弦投手(4年)=八重山商工=が、4回1/3を投げて1安打7奪三振1失点。左足をつって降板した先発左腕・鈴木翔天(そら)投手(3年)=向上=をカバーする力投で、この大会5年ぶりの白星をもたらした。

 最後の打者を空振り三振に抑えた富士大・加藤は、力強く右手を天に突き上げて喜んだ。「(ガッツポーズは)自然に出た。勝ってよかったなとホッとしました」と振り返った。これまで何度も白星につなげた鈴木翔との継投だが、5回2死一塁から登場したこの日は“緊急登板”だった。

 「4回が終わって鈴木から(左足ふくらはぎが)つった、と言われた」と明かした加藤。準備はしていたが想定より早かったこともあり、6回に捕逸で1点を失うなど苦心の投球が続いた。だが、「自分にはすごい球はない。気持ちで勝負しないといけない投手」と、130キロ台後半の直球にフォークなど変化球を駆使して真っ向勝負だ。5四死球を与えたがわずか1安打、9回は3者連続三振。2回1死二、三塁から8番・浜竜太郎二塁手(3年)=佐久長聖=が、ボテボテの当たりながら中堅に抜ける先制の2点適時打など、泥臭く奪った4得点を守りきった。豊田圭史監督(33)も「(準備が)難しかったと思うけどよく投げてくれた」とたたえた。

 鉄腕だ。今秋はリーグ戦10試合中8試合に投げ、5勝でMVPを獲得。10月の明治神宮大会東北地区代表決定戦も連投し、この日も好救援した。ベンチでは声を出す盛り上げ役だが、気持ちを切り替えるため「ブルペンに行くと話さなくなります」(加藤)。徹底した準備が好投の源だ。

 2回戦(12日)は東都王者の東洋大と対戦する。「先発で抑えても(救援して)ピンチで抑えても、どっちも格好いいなと思う」と笑った加藤。強敵相手に、どんな場面でも勝利につながる投球をしてみせる。(有吉 広紀)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
アマ野球
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ