【明治神宮大会】星槎道都大、大会初勝利 170センチ左腕・福田俊が11K完封

2017年11月13日8時0分  スポーツ報知
  • 4回、先頭の創価大・南から空振り三振を奪う星槎道都大のエース福田

 ◆第48回明治神宮大会 ▽大学の部・準々決勝 星槎道都大1―0創価大(12日・神宮)

 大学の部・道2連盟代表の星槎道都大(札幌6大学)は準々決勝で、関東5連盟第2代表の創価大(東京新大学)を1―0で下し、6度目の出場(前身の道産業短大時代を含む)で大会初勝利を挙げた。先発した最速148キロのエース左腕・福田俊(すぐる、3年)=横浜創学館高出=が9回4安打11奪三振の好投。6回に相手の暴投で奪った1点を守り切った。14日の準決勝で、中国・四国3連盟代表の環太平洋大(中国)と対戦する。

 9回2死。星槎道都大の福田がこの日、11個目の三振をスライダーで奪うと、両手を高々と掲げて雄たけびを上げた。9回4安打11奪三振。170センチの小さなエースが、6度目の出場にして同校の神宮大会初勝利を呼び込んだ。「素直にうれしい。やっと初勝利ですね」と、白い歯をこぼした。

 初回から全開だった。この日、最速の144キロ直球を主体にスライダーを織り交ぜ、2回以外は毎回の奪三振。圧巻は7回だ。先頭に左前打を許し、犠打と四球で2死一、二塁のピンチを迎えたが、福田は冷静だった。「真っすぐ待ちなのは分かっていた」。8番の代打・高山を外角高めの140キロ直球で空振り三振に仕留めた。6回に味方が相手暴投で奪った虎の子の1点を最後まで守り抜いた。

 2014年秋に札幌6大学リーグ史上初の6季連続Vを飾った同校だったが、昨季は春秋ともに無冠に終わった。09年以来、実に7年ぶりの屈辱だった。秋季リーグ戦後の打ち上げで、4年生が泣きながら「来年は頼むぞ」と言われたことを、福田は今でも忘れない。「(当時の)4年生の無念を晴らそうと、この1年間やってきた」と、左腕は振り返る。

 そして今秋、4季ぶりに優勝を決めた。9日の開会式前に行った法大グラウンドでの練習には、昨年無冠に終わったOBの高木ちから(23=JR四国)が激励に訪れた。香川から東京まで新幹線などを乗り継いで約4時間半かけ、忙しい合間に駆けつけ、『絶対に負けるなよ』とエールをくれた先輩のためにも、燃えない訳にはいかなかった。

 準決勝では、慶大を倒した環太平洋大と激突する。「気を抜かず、次も自分の投球ができれば」と、左腕は前を見据えて胸を張った。(清藤 駿太)

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