【六大学】慶大1年・渡部がサヨナラ打!華の早慶戦で連覇決める

スポーツ報知
9回2死二、三塁、慶大・渡部がサヨナラ中前適時打を放つ

◆東京六大学春季リーグ第6週第3日 ▽慶大5x―4明大(21日・神宮)

 優勝を争う2校の直接対決は、慶大のルーキー・渡部遼人左翼手(1年)が、リーグ戦初安打初打点となるサヨナラ打を放ち、秋春連覇へ大きく近づいた。慶大(8勝2敗勝ち点4)は、最終週の早大戦で勝ち点を挙げれば完全優勝。明大(7勝4敗勝ち点3)が26日からの法大戦で1敗すると、勝率で及ばず優勝が決まる。早大はエースの小島和哉(4年)が完投で勝ち点を挙げた。

 期待のルーキーが試合を決めた。同点の9回2死二、三塁。8回に代走起用された渡部が、この試合初打席で中前へサヨナラ打。通算3打席目での初安打初打点が、秋春連覇をたぐり寄せる貴重な一打となり「真っすぐに張っていた。自信になった」と笑顔で振り返った。

 170センチ、65キロと小柄だが、桐光学園(神奈川)1年時から大久保秀昭監督(48)が注目していた逸材。「光るものがあった。一緒にやりたいな、と思っていた。躍動しているし、勝負勘を持っている」。渡部は浪人も覚悟していた昨秋、2度目のAO入試で難関を突破した。

 最短で26日に優勝が決まるが、早慶戦での完全優勝が目標。チーム一丸となって秋春連覇をつかみ取る。

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