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来春には孫も入学!71歳にしてスマホも使いこなす智弁和歌山・高嶋監督の奥の深さ

2018年4月11日16時0分  スポーツ報知
  • センバツでは大阪桐蔭に敗れ準優勝に終わった智弁和歌山・高嶋仁監督

 第90回記念センバツ高校野球大会は、大阪桐蔭が史上3校目の春連覇を達成して幕を閉じた。智弁和歌山は24年ぶりの優勝を逃したものの、東海大相模との準決勝で、春夏通じて史上初となる2試合連続の5点差逆転勝ちと、1試合で4点差&5点差を逆転した。「これぞ、智弁和歌山」という打撃戦で大会を盛り上げた。

 甲子園歴代最多の68勝を誇る高嶋仁監督(71)は、勇退の時期について「言うてませんけど、心の中では決めている。集大成は終わってますよ。もうそんなに遠くないです。10年先ではありません。もっともっと近いです」と、近い将来に退くことを示唆している。

 ただ、2019年春に、孫の高嶋奨哉君が入学する可能性が高い。高嶋監督が「本人は智弁和歌山しか考えていませんから」と言うように、奨哉君は祖父が率いる名門を希望しているという。

 1991年夏と92年夏には長男の茂雄さんと出場した。「親子で出たんやから、もういいでしょう。孫はやりにくいというか…。そうなったら(孫が入学すれば)、また(勇退が)延びるじゃないですか。僕の一存では決められへんところもあるんでね」と、複雑な表情を浮かべていた。

 一方で、奨哉君には「本塁打が打てないような打者は、うちは取らん!」とゲキを飛ばしつつ「(本塁打を)ポンポン打っとるみたい」と喜んだり「『どうやったら、うちに入れるか?』と聞かれたんですけど、『勉強(を頑張る)しかないよ』と。500点満点で、うちは450点を下ったらダメやで。勉強はしっかりやれよ」と“祖父心”を見せている。

 奨哉君は、2015年のNPB12球団ジュニアトーナメントで、阪神タイガースジュニアの一員としてプレーした。智弁和歌山の中谷仁コーチ(38)は、当時のタイガースジュニアでコーチをしていた縁もある。「(入学して先輩らに)いじめられたらあかんので、(現在の部員に)優しく、優しく接しています」と、高嶋監督は冗談を飛ばす。

 心配なのは体調面だ。「ドクターストップがかかってるし、わけのわからん病気で、いろいろと検査で引っかかっている。(日常生活に影響は)あったら、野球をやってませんよ。どっちみち、先は短いんで。でも、2か月に1回は病院に定期的に行っている」と、健康管理には気をつけているようだ。

 ファンとしては、孫と甲子園で共演する場面を見てみたい。奨哉君と2000年夏以来の優勝―。こんなフィナーレが実現するまで、高嶋監督、お体には気をつけて頑張ってください! 

 余談だが、高嶋監督の代名詞とも言えるベンチ前での「仁王立ち」は、春バージョンと夏バージョンがあった。夏は腰に手を当て、春は腕組みをするという。「(腕組みをすると)夏は汗が出て来るんで、暑いんですよ。春は(腕組みをすると)ぬくくてちょうどいい」

 71歳にしてスマホを使いこなし、家族や孫ともLINEをする。名将は実に奥が深い。(記者コラム 伊井 亮一)

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