花咲徳栄、地元で花咲かせ女子のセンバツ

2017年3月20日11時0分  スポーツ報知
  • 初の地元優勝を狙う花咲徳栄ナイン
  • 女子硬式野球部を持つ高校

 センバツでは熱い戦いが繰り広げられているが“女子のセンバツ”にも注目だ。第18回全国高校女子硬式野球選抜大会(報知新聞社後援)が27日から7日間、埼玉・加須市民運動公園野球場で22校に合同チーム1を加えた23チームが出場して行われる。兵庫から埼玉に舞台を移して4年目。花咲徳栄は過去3度の優勝を誇るが、地元開催での優勝はまだとあって、今年こそはと意欲をみせている。

 地元で大きな花を咲かせたい。春の舞台が兵庫から埼玉に移って4年目。過去3度、大会を制した花咲徳栄は会場と同じ加須市内にあるが、埼玉開催後の優勝はまだない。「学校の先生や生徒が応援に駆けつけてくれますし、地元の方にもお世話になっているので頑張りたいですね」と阿部清一監督は話す。

 高校女子硬式野球のパイオニアともいえる存在だ。97年に同好会として発足し、同年に開催された初の全国大会となる第1回全国高校女子硬式野球選手権(8月開催)に出場。00年に始まったセンバツにも第1回から出場している。春3度、夏2度の優勝を数え、全国屈指の強豪に。昨年、女子野球W杯で5連覇を果たした侍ジャパン女子代表に卒業生4人を送り出している。

 現在の部員は1、2年合わせて33人いるが、高校で硬式野球を続けたいという選手が県内外から集まる。遊撃手の松木紗綾主将(2年)もその一人。千葉・佐倉市立西志津中では軟式野球部で男子に交じってプレーし、遊撃手のレギュラー。1学年上の先輩が花咲徳栄に進んだことから練習を見学。「雰囲気に憧れて」進学を決めた。佐倉の自宅から学校までは電車を乗り継いで片道2時間以上の道のりとなるが、つらさは感じない。「小学校1年生の時から野球をやっていて、とにかく泥臭いプレーが好きなんです」。大きな声でチームを引っ張っていく。

 昨年は春、夏ともに初戦敗退とあって、今年こその思いは強い。「去年も含めていい成績を残せず悔しい思いをしたので、巻き返したいです」と松木が言えば、1番を背負う横山華(2年)も「優勝したいです。去年の悔しさをバネに春は勝ちたいです」と言葉に力を込めた。春の大きな花を咲かせる時がやってきた。(秋本 正己)

 ◆高校の女子硬式野球

 ▽始まり 95年、全国高校女子硬式野球連盟の事務局長も務めた四津浩平氏の尽力で日中親善高等学校女子硬式野球大会が東京・福生球場で行われた。日本からは東京・駒沢学園女子高と立川女子高の2校がソフトボール部から臨時に硬式野球同好会を作って出場。日本で初めての女子高校生による硬式野球の試合となった。

 ▽女子硬式野球部が活動している学校 97年、神村学園が創部してから、全国各地で次々に創部された。年々増加し、現在は26校。9人そろわない学校は連合チームを編成して全国大会に出場することもある。

 ▽全国大会 「夏の大会」とされる全国高校女子硬式野球選手権大会は97年に第1回が開催された。「春のセンバツ」といわれる全国高校女子硬式野球選抜大会は00年からスタート。出場は昨年の19チームから4チーム増えて23チームとなった。

 ▽OG 大学、クラブチーム、女子プロ野球、侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」の選手の大半が高校時代、女子硬式野球部でプレーしていた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
その他
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ