BC石川、野手から転向の155キロ右腕・寺岡、開幕戦は「気迫で投げたい」

2017年4月8日7時0分  スポーツ報知
  • 開幕戦へ向けてブルペンで投球練習を行った石川・寺岡

 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグが8日、各地で開幕する。石川ミリオンスターズは、金沢市民球場で信濃と対戦(午後1時開始)。開幕投手に抜てきされた155キロ右腕・寺岡寛治(24)は、約1年半前までは野手だった異色の選手。7日の練習後、NPB入りと最多勝獲得を目標に掲げた。

 4季ぶりの独立リーグ日本一とBCリーグ制覇へ、寺岡が先陣を切る。ブルペンで23球を投げて最終調整を行った155キロ右腕は「躍動感を出して、気迫で投げたい」と開幕投手としての意気込みを語った。

 ほんの1年半前までは、野手だった。東海大五高(現・東海大福岡高)では速球派投手として活躍を期待されたが、「3年の時にひじを故障して」外野手に転向。九州共立大での4年間は野手に専念し、4年時に外野手として福岡六大学リーグのベストナインに選出された。社会人の強豪・九州三菱自動車にも外野手として入社したが、1年目の8月に「ちょっと投げてみたら『いけるかな』と思った」。その後のオープン戦で、いきなり150キロ超を記録。投手コーチから「ピッチャーの方が上(NPB)を目指せる」と進言され“二刀流”へ。NPBへの近道となるBCリーグ・石川の門をたたいた。

 最大の武器は、「気迫」だ。最速155キロのストレートに加え、ツーシーム、カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、SFF、チェンジアップと“七色の変化球”を操る。しかし昨季まで日本ハムで活躍した82勝左腕の武田勝総合コーチ(38)は「打者に向かって行く気持ちが、投手陣の中で群を抜いている。そこが一番」と評価。寺岡も「球速アップよりも、ソフトバンクの森唯斗投手のようにマウンドで力強さを出せる投手になりたい」と語った。

 “投手・寺岡”の目標は、「NPB入り」と「最多勝のタイトル」。先発登板は社会人2年間で1度しか経験がないが、「投げると無意識に声が出る。クールよりも気迫です」。開幕戦のマウンドで、勝利の雄たけびを上げる。(勝田 成紀)

 ◆寺岡 寛治(てらおか・かんじ)1992年12月3日、福岡市生まれ。24歳。小学校時代はソフトボールをプレー。中学入学と当時に福岡粕屋ボーイズで野球を始める。東海大五高では、3年時に左翼手として夏の県大会ベスト4進出。九州共立大では4年時に福岡六大学リーグのベストナイン(外野手)選出。15、16年と九州三菱自動車でプレー。180センチ、85キロ。血液型はB。家族は母。

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