ミズノが投球の回転数など計測できる専用野球ボール開発

2017年9月4日16時3分  スポーツ報知
  • ミズノが開発したボールの回転数などを計測できる野球ボール「MAQ(マキュー)」

 スポーツ用品メーカーのミズノは4日、野球で投手が投げたボールの回転数などをレーダーなどの機器なしで計測できるボール「MAQ(マキュー)」を開発したと発表した。

 ボールの回転数や回転軸を計測すると、ボールの「キレ」や「伸び」といった球質を感覚ではなく、数値として「見える化」することができる。メジャーリーグでは、MLB自体がレーダーを利用した専用機器でデータを取得し「STATS CAST」と名付け、ファン向けにも無料公開している。また日本のプロ野球でも楽天など複数球団で利用され、試合中継にも使われている。

 同社によると、本製品ではボールに内蔵した専用センサーで「回転数」「回転軸」「速度」のデータを取得。スマホにインストールした専用アプリケーションとBluetoothで連動させることで、投手の投げたボールを分析できる。

 専用センサーは硬式球ではゴム材にあたるボールの中心部に内蔵。回転検知やスピード測定は、愛知製鋼の高感度磁気センサー「MIセンサ」を採用している。プロ選手の毎秒50回転程度でも検知可能という。さらに充電は日立マクセルと共同開発したワイヤレス充電器(別売り)ですることができ、繰り返し利用できる。

 トラッキングのためのレーダー機器などが不要のため、アマチュア選手でも自身や指導者が独自にデータを解析し、投球フォームやボールの握り方改善に生かすことができる。なお、本製品は投球専用で、ボールをバットで打つことはできない。

 開発を行ったミズノ研究開発部の柴田翔平氏は「硬式球と同じ革を利用しており、手触りは硬式と変わりない」とし、本製品を利用することで選手自身の能力向上だけでなく「選手のスカウティングにも利用できるのでは」と説明した。

 販売価格は本体1万9800円、充電器1万5000円(ともに税別)、専用スマホアプリは無料を想定。来春の発売へ向け、プロ野球や大学野球で実証テストを行うという。

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