【侍女子】全勝優勝で大会終える、試合前には異例の相手と合同練習で交流

2017年9月6日11時59分  スポーツ報知
  • 異例の、試合前に対戦国と合同でアップした、侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」とインド代表

 ◆第1回BFA女子野球アジア杯▽第5戦 日本17―0インド=4回コールド=(6日・香港)

 5日に初代女王を決めている侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」は6日、インドとの最終戦を行い、全勝で大会を終えた。

 日本は初回から圧倒的な力を見せつけた。先頭の蛭田菜月(埼玉栄)の中前打を足がかりに、7安打ながら相手の失策もあり打者16人で12点。その後も点を重ねた。投手陣は水流麻夏(神戸弘陵)、杉本みな(蒲田女子)、田中志緒梨(埼玉栄)、大野七海(福知山成美)がノーヒットリレーした。

 インドの女子野球人口は数百人と、軟式を含めると1万5000人いる日本とは大きな隔たりがある。女子野球W杯で5連覇中の日本は、最強国として女子野球が世界で普及してもらいたいと、体制の整っていないインドに手を差し伸べた。橘田恵監督(34)の提案により、試合前のウォーミングアップを異例の対戦相手国同士が合同で実施。交流を図った。

 一方で、試合中は「1、2回は本気で戦う。日本の“野球”を見せつける」と橘田監督が明言していた通り、敬意を持って手抜きせず最後まで世界レベルの野球をみせた。盗塁は、初回無死の蛭田の二塁盗塁のみと、シンプルな“打って勝つ”野球を披露した。

 「全部終わり、ほっとしています」と大会を振り返った橘田監督。「マドンナジャパン」は優勝だけでなく、ベンチワークから立ち振る舞いまで、各国の見本になることを目標に戦ったが「まだまだ私たちも学ばなければならないと思った。(達成度は)50%ですね」。U18で編成された20人は全員が国際大会の経験が初めてで「体調不良者が続出するなど不安なスタートでしたが、日々順応してくれた。さすが高校生だな」と成長に喜ぶ一方、「ランニングシューズで試合をするインドを見て、(自分たちは)大変恵まれた中で野球をやっていると感じたと思います。でも、うまくいかなかった時の態度が表情に出たり、まだ高校生らしいところがあるなと思った」とチクリ。来年開催のW杯メンバー入りするには「一つ上(の領域)に行かないと、フル代表で戦えない」と、さらなる成長を期待した。

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