侍・稲葉監督、金メダルへ「覚悟」の初陣 3年間かけて日の丸背負うこと伝える

2017年11月7日10時0分  スポーツ報知
  • 色紙に「全力疾走」としたためた稲葉監督。稲葉野球のキーワードになる

 日本、韓国、台湾が参加する「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」が16~19日、東京Dで行われる。3大会ぶりに野球が復活する20年東京五輪への“出発点”ともいえる大会だ。指揮を執る侍ジャパン・稲葉篤紀監督(45)がスポーツ報知のインタビューに応じ、五輪への意気込みや選手起用プランを明かした。(聞き手・西村 茂展)

 ―初陣への意気込みを。

 「日本は強いというところを示したい。まずは勝つ。その先の東京五輪を見据えながら、やっていきたい」

 ―目指す野球のスタイルは?

 「基本的には投手を中心とした守り勝つ野球。現役の時から自分自身もやってきたし、指導者になった時もそういう野球をやっていきたいと思っていた。国際大会は国内リーグとは別物。初対戦の相手、投手も多い。臨機応変にやっていかなきゃいけない」

 ―4番は?

 「山川でいこうと思ってます。オーバーエージで呼んでいるし、西武でも4番を打っている。彼は(常に)フルスイング。バントはシーズン中もやったことないと思う」

 ―リードオフマンは?

 「1、2番は重要。クリーンアップにどうやってつなげていくか。いろんなパターンが考えられる」

 ―源田、京田らが最有力候補になる。

 「その2人ですね。(遊撃の)同じポジションで、どう使っていくか非常に迷う」

初対戦の対応力 ―併用するため、どちらかを二塁などへコンバートすることもある?

 「内野手出身の金子(誠)ヘッドコーチは『いきなりやったことないポジションを守ることは選手にとって不安でしかない』と。いろんなことを考えたい」

 ―若い選手にアピールしてほしいことは?

 「国際大会は初対戦が多い。その中で、どういう対応をしていくかを見ていきたい。慣れた投手だと打てるのはよくあること。国際大会は1試合があっという間に終わるので、1打席目、1球目から自分のタイミングでしっかりスイングができるかも見ていく。そういう意味では、京田も源田もどんどん振っていくタイプ。1、2番を打った時に『球を1球でも多く見なきゃいけない』とか思わなくていいと話そうと思う」

 ―オコエも1番候補?

 「U18の試合を見た。国際大会でのびのびやっている。彼が1番でチームがいい方向にいっているようなね。彼らしくやってくれたらいい」

 ―先発投手陣は?

 「薮田、田口、多和田、今永。(彼らは)先発でやってきているので。崩れた時に第2先発も考えなくてはいけない。国際大会は、一度崩れて点をたくさん取られると試合が決まってしまうので、投手交代は非常に大事」

 ―抑えは山崎(康)か?

 「又吉もオーバーエージで呼んでいるし、その2人のどちらかになるけど、これから守護神を育てていかなくちゃいけないという意味では、山崎選手にやってほしい」

 ◆稲葉 篤紀(いなば・あつのり)1972年8月3日、愛知県北名古屋市(旧師勝町)生まれ。45歳。中京(現中京大中京)高、法大を経て、94年ドラフト3位でヤクルト入団。2005年にFAで日本ハム移籍。07年に首位打者と最多安打。ベストナイン5回、ゴールデン・グラブ賞5回。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。13~17年侍ジャパン打撃コーチ。通算2213試合、2167安打、261本塁打、1050打点。186センチ、85キロ。左投左打。

 ◆アジアプロ野球チャンピオンシップ概要 参加3チームが予選を戦い、上位2チームが決勝へ。DH制、予告先発あり。球数制限なし。9回終了時同点なら10回から無死一、二塁、継続打順でタイブレーク。12回で未決着なら引き分け。コールドなし。参加資格は1993年1月1日以降生まれ(U24)か入団3年目以内(他にオーバーエージ枠3人)。優勝賞金2000万円。

東京五輪

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