【侍女子】前人未到の6連覇へ 6割がW杯未経験 新生マドンナジャパン

スポーツ報知
W杯のメンバー20人を発表し、6連覇に向け意気込みを語った橘田恵監督

 全日本女子野球連盟とNPBエンタープライズは25日、8月に米フロリダで行われる「第8回WBSC女子野球W杯」に出場する侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」20人を発表した。12人がW杯初出場と2年前の前回から大幅に入れ替わり、3人の高校生を含むチームの平均年齢は21・4歳と、前回より2・2歳(いずれも大会開幕時)若返ったチームで前人未到の6連覇を狙う。

 日本は第3回大会(08年)から5連覇中で、今大会は最大のライバル・米国の地元で“アウェー”状態で戦う。会場のフロリダ州ビエラの米特別スポーツ協会(USSSA)複合競技場・スペースコートスタジアムは、マウンドを含み総人工芝。早くから環境に慣れさせるために、36人の候補選手から一気に登録メンバーに絞り込み、6月に行われる合宿で集中的に人工芝対策を行う。

 侍ジャパン史上、初の女性監督でもある橘田恵監督(35)は、都内で行われた会見で「野球に対する様々な観点から見た、現時点での最強メンバー」と断言。メンバーの若返りについては、初陣となった昨夏のU18アジア杯(香港)ではメンバー全員が国際大会初経験ながら優勝を成し遂げたことを挙げて「今回は(アジア杯メンバー含め)半数が経験者なので安心」と懸念を払拭し、「全員が結束して、6連覇を勝ち取ろうと思います」と宣言した。

 ◆マドンナジャパンメンバー(※は初選出)

 ▼投手

 里綾実(28)=愛知=、※谷山莉奈(25)=埼玉=、※水流麻夏(18)=レイア=、清水美佑(19)=アサヒトラスト=、田中露朝(21)=尚美学園大=、※大野七海(18)=大体大=、※石村奈々(17)=履正社高=、※塚原愛海(17)=京都両洋高=

 ▼捕手

 船越千紘(21)=平成国際大=、※緒方佑華(18)=履正社RECTVENUS=、※田端凛々花(17)=折尾愛真高=

 ▼内野手

 川端友紀(28)=埼玉=、出口彩香(25)=ハナマウイ=、※田中美羽(19)=アサヒトラスト=、小島也弥(21)=IPU環太平洋大=、※阿部希=(19)ハナマウイ=、※吉井温愛(はるえ=18)=履正社RECTVENUS=

 ▼外野手

 三浦伊織(25)=京都=、※中田友実(22)=愛知=、※北山未来(18)=履正社RECTVENUS=

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