【西東京】和光・室橋、“逆一本足打法”王さんもビックリ!!三塁打放つ

2016年7月12日6時0分  スポーツ報知
  • 「逆一本足打法」で球場のファンを驚かせた和光の室橋

 ◆第98回全国高校野球選手権西東京大会 ▽1回戦 和光3-10狛江=8回コールド=(11日・町田小野路)

 逆一本足打法の球児が現れた。西東京で、和光の室橋達人(たつと)捕手(2年)が左打席で軸足の左足を上げ、中越え三塁打を放った。チームは8回コールドで初戦敗退したが、2番打者が前代未聞の秘打で3打数1安打と達人ぶりを披露した。

 左打席に入ると、室橋は軸足であるはずの左足を2度、3度上げて、球を待った。投手の投球動作に合わせ、左足を下ろし、バットを振り抜いた。2点リードの2回2死。“逆一本足打法”で、前進守備のセンターの頭上を越える三塁打を放った。「結果を出せてよかった」。本来、左打者なら、右足を上げてタイミングを計ることがあるが、逆足を上げるのは前代未聞だ。チームは逆転でコールド負けを喫したが、小柄な167センチは3打数1安打で異才を発揮した。

 試行錯誤で珍打法に行き着いた。今年の初め。「左足を上げて重心をいったん前に乗せて、左足を落として後ろにうまく体重を乗せるように編み出した」。最初は指導者に直されると思い、内緒で特訓した。今春の練習試合で試し、結果を出した。渡辺忠生監督(48)も「これで打てるなら、むしろ合っているんだろう」と受け入れ、夏本番でユニーク打法は公式戦デビューを果たした。

 登録では両打ちだが、左投手に対し、すべて左で立った。「元々右打ちだったが、左に変えたら打率が良くなった。左投手でも左打席の方が打てるんです」と器用さをのぞかせる。短髪ぞろいのナインの中で、襟足はヘルメットからはみ出る。「野球も好きだけど、ギターも絵を描くのも好き。高校ではどれも両立で頑張りたい」と多才な一面も。型破りな男は、我が道を行く。(原島 海)

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