【東北】西巻、先制本盗&トドメ打!9回には3番手登板で仙台育英2年ぶり9度目V決めた

2016年10月20日8時0分  スポーツ報知
  • 2年ぶり9度目の優勝を決め、ガッツポーズで記念撮影する仙台育英の選手たち
  • 初回に先頭で左前打を放った仙台育英・西巻主将
  • 仙台育英のエース・長谷川(右)は9回を無失点に抑えた西巻(左)をねぎらった

 ◆高校野球秋季東北大会 最終日 ▽決勝 仙台育英6―2盛岡大付(19日、荘銀・日新)

 来春のセンバツ出場が当確した両校の戦いは仙台育英(宮城)に軍配が上がった。決勝で盛岡大付(岩手)を6―2で下し、2年ぶり9度目の優勝を決めた。仙台育英1番・遊撃の西巻賢二主将(2年)が、1回に先制のホームを踏むなど5打数2安打1打点とチームを引っ張った。キャプテンとして仲間との結束力を強め、一戦ずつチームをまとめてきた成果が、東北王者につながった。盛岡大付は4失策など守備が乱れ、初優勝を逃した。

 西巻が決着をつけた。9回から3番手でマウンドを任され、最終打者となった盛岡大付の代打・須藤を左飛に仕留めた。2年ぶりの東北の頂点。「最後まで粘り強く助け合うことができた」。主将の表情には喜びよりも安堵(あんど)感が浮かんだ。

 切り込み隊長となった。1回第1打席、左前打を放つと、その後三塁に進塁。2死一、三塁で一塁走者の盗塁の間に本塁を突いて生還(記録は本盗)。5―1の8回1死二塁では左翼線を破る適時二塁打で勝利を決定づけた。

 自らの“変化”でチームを変えた。今秋の中部地区予選は4戦中3戦が2点差以内の接戦。地区優勝して「このままで何とかなるだろう、と油断があった」という。だが県大会初戦の名取北戦で1―0と辛勝し、佐々木順一朗監督(56)から「このままじゃだめ。全員が変わらないと」と叱責が飛んだ。その言葉に反応したのが西巻だった。

 それまではプレーでチームを引っ張り、寡黙な印象が強かったが、県大会初戦を境に仲間からの冗談などにも応じるようになった。チームの結束力を高めることに腐心。西巻は「今では一番いじられるようになった」と振り返った。一方で、目標を「東北大会優勝」、「センバツ出場」に改めて設定。主力や控えは関係なく、チーム一丸で目標達成へ取り組んできた。

 全国10地区の優勝校が集まる明治神宮大会出場が決まった。指揮官は「(来春のセンバツまでの)半年間の過ごし方の道しるべになるような試合をしたい」。2012、14年と出場2大会で連続優勝。西巻は「優勝を目標に、普段の練習から意識していきたい」と意気込んだ。福島・会津若松から高いレベルを目指して来た仙台で、チームメートとともに成長した姿を全国の舞台で見せつける。(有吉 広紀)

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