仙台育英エース長谷川、センバツで“ひよっこ”から軍鶏へ羽ばたく

2017年1月18日7時25分  スポーツ報知
  • キャッチボールをする仙台育英・長谷川

 第89回センバツ高校野球(3月19日から12日間、甲子園)の出場校を決める選考委員会が27日に行われる。出場濃厚な昨秋東北大会優勝の仙台育英(宮城)のエースで最速143キロのプロ注目左腕・長谷川拓帆(2年)は、全国で味わった悔しさを胸に、甲子園で成長した姿を披露する。

 悔しさは今も脳裏に残っている。仙台育英・長谷川が神宮で感じた“教訓”を口にした。「コントロールが大切と痛感した。投げ込んで指先の感覚や、安定したフォームを体に染みこませようと思った」。県大会、東北大会と全試合に先発し、優勝に貢献した本格派左腕。だが明治神宮大会1回戦で、この大会で優勝する履正社(大阪)に苦汁をなめた。

 先発で6回を投げ、被安打は3本も毎回の8四球。それまでの1試合平均は約3四球も、突然制球を乱した。すべて四球の走者が生還しての3失点に、「安打はあまり打たれてなかった。たられば、はないけど、四球が少なければ僅差になったと思う」と長谷川。自己最速を更新する143キロをマークも、喜びはなかった。

 「投げる体力は投げてつける」(長谷川)と、冬場は毎週4~5日はブルペン入り。比較的気温が高かったこともあり、多いときは100球を超える投げ込みで制球力向上や体力強化を図った。現在センバツの注目は、早実・清宮幸太郎内野手や神宮で対戦した履正社・安田尚憲内野手(ともに2年)ら、強打者に集まっている。長谷川は「いい打者と対戦すれば(自分の)実力もわかる。直球で三振が取れたら自信にもなる」と、真っ向勝負を宣言だ。

 佐々木順一朗監督(57)は、伸びしろがある未完成な面や「走り方が似ている」などの理由で、長谷川を“ひよっこ”と表現してきた。「酉(とり)年だし、ひよっこから鶏へ、できれば軍鶏(しゃも)ぐらいになってくれればいいね」と指揮官。ひと冬を越えてひよっこから成長した姿になり、長谷川が聖地で大きく羽ばたく快投をみせる。(有吉 広紀)

 ◆長谷川 拓帆(はせがわ・たくほ)1999年4月30日、秋田市生まれ。17歳。桜小3年時に桜スポーツ少年団で野球を始め、6年時に楽天ジュニアでプレー。桜中では軟式野球部に所属し、エースで主将だった3年夏に全国大会16強。仙台育英では2年春に初のベンチ入り、2年秋は背番号1で県大会、東北大会に優勝。177センチ、85キロ。左投左打。血液型B。家族は両親、兄。

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