高田商・古川、9K5失点も強気!聖地へ「収穫」完投

2017年3月13日9時0分  スポーツ報知
  • 初芝橋本との練習試合に先発した高田商のエース・古川

 ◆練習試合 高田商6―5初芝橋本(12日・初芝橋本高グラウンド)

 19日に開幕する今センバツに臨む近畿勢7校のうち、唯一の公立校が23年ぶり3度目の出場となる高田商だ。浮沈のカギを握るプロ注目のエース左腕・古川響輝(3年)が12日、初芝橋本との練習試合に先発。9回を10安打9奪三振5失点と踏ん張り、勝利に導いた。

 昨秋の近畿大会以来となる先発マウンドで、古川が粘りの投球を披露した。初回は3者凡退に仕留めたものの、2回に3安打を浴び2点を先取された。その後も持ち味の制球力は影を潜めたが、中盤に打線の援護を受けると9回まで投げ抜いた。「久しぶりの先発で、今日は完投が目標だったので収穫はあったと思います」と前を向いた。

 この日はオリックス、ソフトバンクのスカウトが視察した。オリックスの谷口スカウトは「角度がいいからバッターは打ちにくいはず。後半は腕も振れてきましたね」と、右打者の内角に決まる最速137キロの直球を評価した。

 昨秋の公式戦8戦すべてに先発し、5完投した左腕の出身は前回大会王者・智弁学園のある五條市だが、私学へのあこがれはない。「甲子園では私立相手でもやれるところを見せたい。公立だから弱い、というイメージをつけて帰りたくはない」と言葉に力を込めた。打倒私立に燃える背番号1にとって、1回戦で対戦する秀岳館はうってつけの相手。「相手は強打のイメージ。試合は自分にかかっていると思ってます」と気持ちは高まる一方だ。

 過去10年の近畿公立勢は明石商(16年)、加古川北(11年)、箕島(09年)の8強が最高。私立全盛の時代に“公立の星”の左腕が輝きを放つ。(種村 亮)

 ◆古川 響輝(ふるかわ・ひびき)1999年5月4日、奈良・五條市生まれ。17歳。小学1年から「牧野ジュニアーズ」で野球を始める。五條西中では軟式野球部に所属。高校では1年秋からベンチ入り。179センチ、75キロ。左投左打。50メートル走6秒4。遠投110メートル。家族は両親、兄と姉が2人。趣味はカラオケ。特技は裁縫。

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