【センバツ】静岡高4番成瀬、シート打撃4の3好調で不来方戦へ

2017年3月21日7時40分  スポーツ報知
  • 計3安打を放った静高の4番・成瀬

 センバツ甲子園の1回戦・不来方(こずかた、岩手)戦を23日に控える静岡高は20日、大阪・堺市の精華学園高グラウンドで今季初のシート打撃を行った。レギュラー陣が左腕エース・池谷蒼大(3年)ら4投手と1打席ずつ対戦。4番の成瀬和人(2年)が右中間突破二塁打を含む4打数3安打と、好調ぶりをアピールした。

 主砲のバットが好調だ。ノックに続いて行われたシート打撃。最初に登板した池谷には変化球に体勢を崩されて空振り三振を喫した成瀬だが、次の打席で左前打を放つと、第3打席で右前へ運び、最後は右中間を深々と破る二塁打だ。「いつも通り、しっかり振ることを心掛けました」と4番は胸を張った。

 11日から17日まで行った練習試合の成績は21打数8安打6打点。出場した7試合すべてでヒットを放っている。警戒した相手から計9四球を選ぶなど、4番としての貫禄も出てきた。大阪入り後は元プロの小田義人コーチ(69)からマンツーマンで指導を受け、ティー打撃を繰り返している。

 それが19日のフリー打撃では不調だった。タイミングが合わず、打球が飛ばない。自分の順番が終わると、バックネット裏の鏡の前で考え込みながら素振り。打撃投手の仕事を終えた駒谷一郎(2年)に声をかけ、特別にシャドーピッチングをしてもらい、その前で何度もバットを振り込んだ。

 その成果が早速、表れた。「きょうは振れていましたね」と駒谷が言えば、成瀬も「昨日の練習のおかげです」と仲間に感謝した。小田コーチも「練習では悩んで考えればいい。それが自分の力になるんです」と目を細めた。

 前日の開会式では「人が多いな」と圧倒されたが、本番の試合は「始まってしまえば、いつもと変わらないと思います」。精神的にタフで、甲子園に緊張することもなさそう。探求心と向上心に満ちた主砲が、23日の初戦で存在感を見せそうだ。(里見 祐司)

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