早実・清宮シフト出た! 強打者なのに外野2人、内野5人のワケ

2017年4月8日5時0分  スポーツ報知
  • 早実・清宮に対し、岩倉は内野5人シフトを敷いた

 ◆春季高校野球東京都大会 ▽3回戦 早実9―4岩倉(7日・神宮第二)

 今秋ドラフト目玉の早実・清宮幸太郎一塁手(3年)が7日、春季東京都大会3回戦の岩倉戦(神宮第二)で内野5人の「清宮シフト」を敷かれた。

 初回無死から全5打席で、中堅手が二塁右に移動。84年のセンバツを制した古豪の奇策に、怪物は「シートノックから(内野に)5人いたので、なるのかなと思っていた。面白かった」と苦笑い。「外野も見ていないので、気にしていない。センター前に飛んだらどうするのかなと思っちゃいますけど」とポッカリ空いた中堅への感想を述べた。

 岩倉の豊田浩之監督(40)は両翼91メートル、中堅116メートルと狭い球場のため、「清宮君がスピンをかけ、打球が上がると入ってしまう。外野は2枚でも対応できる」と“本塁打上等”で変則シフトを敢行。続く4番・野村大樹三塁手(2年)には二塁手を右中間に置き、外野4人で対応。「互いに意識し、勝手に崩れてくれれば」というのがその狙いだった。

 清宮は8回に左越え二塁打を放つなど、5打数2安打も、高校通算80号はお預け。シフトが結果を左右することも、特になかった。16強で2年ぶりに夏の西東京大会のシードを得たが、自らの打撃を「よくはない」と反省した。それでも視察した5球団のスカウトは異例のシフトに驚き、ソフトバンク・小川編成部長は「彼は別格」とうなずいた。(山崎 智)

 ◆主な強打者シフト

 ▽王シフト 巨人・王貞治(現ソフトバンク球団会長)の打球が、極端に右方向に集中する傾向から、一塁手が一塁線、三塁手は遊撃の位置に。外野手も右寄りで、野手6人が右半分に偏った。

 ▽中田は気付かず 大阪桐蔭・中田翔(現日本ハム)が、3年時の愛工大名電(愛知)との練習試合で、4人が外野を守る守備隊形を敷かれた。二塁手が左中間へ移動。本人はシフトに気付かず、遊失、三直。

 ▽大谷は走り打ち 花巻東・大谷翔平(現日本ハム)の3年春の岩手県大会1回戦(大東戦)で、三塁手が左翼線寄りの外野4人態勢に。大谷は冷静に「走り打ちをマネしました」とガラ空きの三塁付近へ流し打ち、遊撃内野安打。

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