札幌日大「絶対に負けてはいけない」野球漬け24時

2017年4月22日8時0分  スポーツ報知
  • 昨夏、決勝で敗れて肩を落とす札幌日大

 昨夏、秋の全道大会で2季連続準優勝の札幌日大が「3度目の正直」を誓った。聖地切符にあと1勝と迫りながら勝ちきれない“弱さ”を克服するため、ナインは昨秋から「24時間野球のための生活」をテーマに意識改革をしてきた。今年は学校創立・野球部創部ともに30周年の節目の年。試金石の春を経由し、夏は初となる甲子園出場で周年に花を添える。

 メモリアルイヤーを甲子園出場で飾る―。今年で創部30周年を迎える札幌日大。昨年11月には祝賀会も行われ、ナインは周囲の期待を一層に感じてきた。「30年の歴史でまだ夏の甲子園出場がない。新たな歴史を作って支えてくれた方々に恩返しがしたい」と、森拓実主将(3年)は選手たちの思いを代弁した。

 これまでの甲子園出場は2002年センバツのみ。昨夏の南北海道大会は北海に、昨秋の全道大会は札幌第一と、ともに決勝で涙をのんだ。「勝ちきるためには何かを変えないといけない」と森本卓朗監督(35)は悩んだ末に「24時間野球のための生活」をテーマに掲げ「食、睡眠、練習」を一から見直す“大改革”を行った。

 〈1〉食 管理栄養士と契約して体作りのもととなる食事面を改善。親子で講習を受け、栄養士が考えたメニューで体重アップを図ってきた。

 〈2〉睡眠 成長ホルモンの分泌が促進されるという「ゴールデンタイム」(午後10時から午前2時)の間に必ず就寝。疲労回復や免疫力向上を目指す。

 〈3〉練習 早めに就寝するため、帰宅時間を繰り上げ。その分、新たに朝練習をスタート。練習を2度に分けることにより集中力アップを狙う。

 徹底した意識改革の成果はすぐに表れ、昨秋から部員の平均体重は5キロ増。指揮官も「例年とは体つきが違う。間違いなく歴代で1番力のあるチーム」と期待を寄せた。

 昨秋は兄貴分の日大が東都リーグで25季ぶりの優勝を飾り、札幌日大出身者4人も主力として活躍。13年卒業の水野滉也(22)=東海大北海道出=は昨年ドラフト2位でDeNAに入団した。森主将は言う。「先輩たちが活躍している。あとは自分たちが甲子園に行くことだけ」。“シルバーコレクター”から脱却し、夏の聖地まで歩みを止めない。(清藤 駿太)

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