敬遠の概念を覆した!早実・清宮、あと1人からの走者なし敬遠にスカウトも「見たことない」

2017年5月15日6時0分  スポーツ報知
  • 秀岳館戦に敗れ、悔しそうな表情の清宮

 ◆高校野球招待試合 ▽早実1―5秀岳館(14日、熊本・藤崎台県営)

 今秋ドラフト目玉の早実(東京)の清宮幸太郎一塁手(3年)が14日、熊本・RKK(熊本放送)招待高校野球(藤崎台県営)の秀岳館戦で、前代未聞の9回2死走者なしから前の打者の敬遠を味わった。今春センバツ4強の秀岳館・鍛治舎(かじしゃ)巧監督(66)は、非公式戦で救援したエースと怪物の勝負を優先した。

 清宮は敬遠の概念を覆した。明徳義塾が星稜・松井を5打席連続で歩かせたように、強打者との対戦を避けるのがセオリー。今回は招待試合とはいえ、全く逆で対決を望まれた。

 ネット裏の中日、阪神、西武、ソフトバンクのスカウトは「見たことがない」と口をそろえた。「相手にそれほど対戦したいと思わせる打者。監督が勝負を経験させたい気持ちも分かる」「公式戦じゃないし、お客さんの多くが清宮を見に来ている」。理解を示す声の一方で、「早実にとっては複雑」「ないがしろにされた2番打者がかわいそう」との指摘も聞こえた。

 指揮官はともに早大出身。先輩の秀岳館・鍛治舎監督は「相手の監督にしては微妙だと思う」と察し、早実・和泉実監督は「参りました」と漏らした。涙目や険しい顔の早実ナインを見送った熊本県高野連の関係者は「お客さんが沸く気持ちも分かりますけど、早実のことを考えたら、何とも言えません」。清宮に残された再戦の舞台は、夏の甲子園しかない。

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