【秋田】大曲工・藤井、プロ7球団視察で7回12Kコールド発進

2017年7月14日8時0分  スポーツ報知
  • 毎回の12三振を奪い、7回無失点の大曲工・藤井

 ◆全国高校野球選手権秋田大会 ▽1回戦 大曲工7―0秋田西(13日・山田久志サブマリン)

 秋田1回戦で、大曲工のプロ注目右腕・藤井黎来(れいら)投手(3年)が、秋田西戦に先発し、7回を投げて毎回の12三振を奪い、4安打無失点の好投。7―0で8回コールド勝ちした。

 最後の夏の大事な初戦。大曲工・藤井が、エースの働きを見せた。毎回の12奪三振で、7回を4安打無失点。4回には球場のスピードガンで自己最速に並ぶ144キロを計測。「キレと制球を意識した。(12奪三振は)ベストボールを投げた結果」と胸を張った。

 新たな“決め球”を披露した。これまで直球とフォークの組み合わせが目立ったが、この日は直球とともにキレがよかったというスライダーを多投。丁寧に低めに集め、タイミングを狂わせた。キレを増すため、重さ2~3キロのダンベルを指先だけで持ち上げて鍛えてきた。「指にしっかり(球を)かけられるようになった」。鍛錬の成果が出た。

 期待も高まっている。阿部大樹監督(46)は「経験値のある投手。落ち着いて試合を作ってくれた」とエースの進化に目を細める。この日、視察に訪れたプロ7球団のスカウトも、「(内外角の)低めに力のある球を投げられている」(中日・山本スカウト)と評価した。

 今春は地区予選初戦で増田に2―4とまさかの敗戦。この一戦は「初回は絶対(失点)ゼロ、3人で終わらそうと思った」と藤井は、先頭打者に投じた6球中3球が140キロを超えるなど集中して流れを作った。

 先頭打者弾などで1回に2点先制しながら、その後6回まで無得点だった打線も、7回に4得点と藤井を援護した。15日の2回戦で、昨秋2度負けた横手と当たる。「連覇するというより、自分たちの力で甲子園に行く」と言い切った藤井。2年連続出場への道を、その右腕で切り開く。(有吉 広紀)

 ◆藤井 黎来(ふじい・れいら)1999年9月17日、秋田・美郷町生まれ。17歳。仙南東小2年時に野球を始め、小6から投手を務める。美郷中時代は軟式野球部に所属。大曲工では1年秋からベンチ入り、2年夏に甲子園に出場し、1回戦・花咲徳栄戦で先発した。181センチ、85キロ。右投右打。家族は両親と兄。

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