【神奈川】星槎国際湘南・本田、13K完封 10球団スカウト前に最速146キロ

2017年7月17日6時0分  スポーツ報知
  • 13奪三振完封で星槎国際湘南を初戦突破に導いたプロ注目右腕・本田(カメラ・泉 貫太)

 ◆全国高校野球選手権神奈川大会 ▽2回戦 星槎国際湘南6―0上矢部(16日・サーティーフォー保土ケ谷)

 神奈川では、今秋ドラフト候補で星槎国際湘南の最速149キロ右腕・本田仁海(3年)が、初戦を3安打13奪三振で完封発進した。

 テンポ良く淡々と投げ込んできた本田が、初めてガッツポーズを見せた。6回2死、4番打者から見逃しで12個目の三振を奪ったシーンだった。初回から140キロ超えを連発し、3安打13Kで完封。「三振の数は意識してなかった。初戦で力みが出た」。初回2死から2四球を与えるも、自身最速に迫る146キロをマーク。3回2死まで8つのアウトが全て三振。4回で10三振を積み上げる圧巻の投球で、10球団18人のスカウトをうならせた。

 約2足分インステップして投げ下ろす独特のフォーム。肘への負担は冬場の綱登りなど、筋力強化で補った。長い手足を生かし、鋭い直球と縦スライダーで内角をぐいぐい攻めた。夏に向けてブルペンに打者を立たせ、徹底的に懐を狙う練習を重ねてきた。「インコースは7割くらいで投げるように意識している。今日も緩急つけられた」。広島・白武スカウト部長は「ボールにキレがある。ウチの薮田みたいに化けるかも」と将来性を評価した。

 オフでも治療や野球動画の研究に時間を割く努力家だが、おちゃめな一面も。今月5日に放送されたFMヨコハマの高校野球番組の収録で、MCに「本田くん、こんにちは」と振られると「FMヨコハマをお聴きの皆さん、こんにちは」とリスナーに呼びかける強心臓ぶりを発揮した。桐蔭学園時代に巨人・高橋由伸監督を育てた土屋恵三郎監督(63)は「変人だね。プロのやつはそう」と笑う。

 中学までは無名の選手。昨年主将の小貫裕真さん(18)が「入学したときは練習嫌いで、ヘタレだった」と評する、“ひとみん”は、たくましくなった姿を見せた。「一戦一戦勝って、絶対甲子園に行く」とエースの自覚。創部7年目の新鋭が、激戦区神奈川の夏をにぎわせる。(小又 風花)

 ◆本田 仁海(ほんだ ひとみ)

 ★生まれと球歴 1999年7月27日、横浜市生まれ。17歳。小学1年から軟式の北大和ドリームスで野球を始める。つきみ野中時代は軟式野球部。星槎国際湘南で1年春からベンチ入り。

 ★サイズ 181センチ、75キロ。右投左打。50メートル6秒4。遠投115メートル。

 ★高校での成績 昨秋は県3回戦の鎌倉学園戦で、延長15回21奪三振で引き分け。再試合で9回13奪三振完封。今春は県4強。

 ★あだ名 ひとみん。

 ★好きな選手 ドジャース・前田健太。

 ★好きな食べ物 ラーメン、すし、うなぎ。

 ★試合中のリフレッシュ法 コールドスプレーを首にかける。この日も土屋監督にかけてもらって笑顔。

 ★好きな色 洋服もグラブも赤を好む。前夜のパンツも赤という。

 ★きちょうめん 部屋のハンガーの間隔が均等。

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