【栃木】青藍泰斗・石川、自己最速更新151キロ!7球団スカウト絶賛「高校生トップ」

2017年7月20日6時0分  スポーツ報知
  • 豪快なフォームで投げ込む青藍泰斗・石川翔(カメラ・中島 傑)

 ◆全国高校野球選手権栃木大会 ▽準々決勝 青藍泰斗11x―1石橋=6回コールド=(19日・県運動総合公園)

 1点を返されると、石川のギアは未体験のゾーンまで跳ね上がった。4点リードの6回2死二、三塁。6番打者へ投じたこの日107球目は外角高めに外れて四球となったが、自己最速を2キロ更新する「151キロ」を計測。球場はどよめきに包まれた。大台超えを確認した右腕は「びっくりした。腕が振れていたし、コントロールもできていた」とニヤリ。後続を投ゴロに仕留め、6回3安打1失点完投で毎回10三振を奪い、2年ぶりの準決勝に導いた。

 今月2日に左足首を捻挫した影響で、この日の準々決勝でようやく、今大会初先発にこぎ着けた。練習は満足にできず。試合のない日は接骨院に通って、患部の早期回復に努めた。「ほとんど痛みはない」と弱みを見せないが、走塁の際は足をかばって、全力疾走はできていない。

 それでも底知れぬ力を示した。7球団16人のスカウトが視察する中、直球は140キロ代後半を連発。中日・中田スカウト部長は「柔らかさと強さ、投手に必要なものはすべてある。今年の高校生の投手ではトップクラスではなく、トップと言ってもいい」と舌を巻いた。

 22日の準決勝では、栃木大会6連覇中の作新学院と激突する。昨夏にライバルの全国制覇を見て、石川の心の中で「打倒・作新」の思いが膨れ上がった。昨秋は県準決勝でぶつかり、完封負け。その試合の記事を、戒めとして寮のベッドの横に貼っている。待ちに待った戦いに「自分次第だと思う。絶対に倒したい」。151キロ右腕がリベンジに燃える。(生澤 英里香)

 ◆石川 翔(いしかわ・しょう)1999年12月14日、東京・板橋区生まれ。17歳。北野小2年から野球を始め、赤塚一中では板橋シニアで外野手兼投手。青藍泰斗では2年春からベンチ入り。昨秋からエースで昨秋県大会4強。179センチ、82キロ。右投左打。家族は日本人の父とフィリピン人の母に姉、弟、妹。

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