【秋田】大曲工のノーヒッター男・藤井、また0封で2年連続4強

2017年7月21日8時0分  スポーツ報知
  • 5回を5安打無失点に抑えた大曲工・藤井

 ◆全国高校野球選手権秋田大会 ▽準々決勝 大曲工11―0本荘=5回コールド=(20日・こまちスタジアム)

 秋田の準々決勝で、昨年優勝の大曲工が、本荘に11―0の5回コールドで大勝し、2年連続で準決勝に駒を進めた。プロ注目右腕の藤井黎来(れいら、3年)が5回を5安打無失点に抑え、毎回の9奪三振の力投を見せた

 エースの本領を発揮した。大曲工・藤井は初回、先頭から連打を浴びると、1死から暴投で二、三塁のピンチ。それでも「絶対に抑えてやろうと思った。走者を背負った方が燃える」とギアチェンジ。相手の4、5番を連続見逃し三振に仕留め、切り抜けた。

 その後も最速144キロの直球にスライダーなどを織り交ぜ、5回まで毎回の9奪三振。半分以上の5つが見逃し三振で「低めに集めて制球とキレで勝負した。厳しいコースを突けた」と胸を張った。背番号1の力投に打線も奮起し、5回に打者14人で8安打10得点の猛攻を見せ、試合を決めた。

 藤井は18日の3回戦・大曲農戦でノーヒットノーランを達成。しかし「(反響は)特になかった。前の試合のことは、この試合に関係ない。今日は今日でベストボールを投げるだけ」と慢心せず、この日も中日、オリックスのスカウトらが見詰める中、2試合連続“完封”と結果を残した。

 父・伸之さん(45)は、「黎来」の名前の由来について「もうすぐ21世紀が始まる1999年に生まれたので、新しい時代の始まりという意味で黎明(れいめい)の『黎』と未来の『来』で、21世紀に向かっていってほしいという願いが込められています」と説明した。

 ノーシードから勝ち上がり、22日の準決勝は第1シードの明桜と対戦する。「強打の相手だが、自分が無失点に抑え続けて、チームの雰囲気を上げて勝ちたい」と藤井。その右腕で、チーム初の2年連続夏の甲子園出場という“新時代”を切り開く。(竹内 竜也)

 ◆藤井 黎来(ふじい・れいら)1999年9月17日、秋田・美郷町生まれ。17歳。仙南東小2年時に野球を始め、小6から投手を務める。美郷中時代は軟式野球部に所属。大曲工では1年秋からベンチ入り、2年夏に甲子園に出場し、1回戦・花咲徳栄戦で先発した。181センチ、85キロ。右投右打。家族は両親と兄。

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