【広島】広陵「G小林2世」中村の高校通算37号で3年ぶり甲子園に王手

2017年7月24日6時50分  スポーツ報知
  • 6回2死、広陵・中村(中)が左越えに決勝のソロ本塁打を放ちガッツポーズ(カメラ・保井 秀則)

 ◆全国高校野球選手権広島大会▽準決勝 広陵1―0広島商(23日・しまなみ)

 広島の広陵は、今秋ドラフト候補の“巨人・小林2世”中村奨成捕手(3年)が決勝ソロ。広島商との名門対決を制し、3年ぶり22度目の甲子園出場に王手をかけた。

 中村がうまく体を回転させ、内角直球を完璧に捉えた。6回2死。左翼席中段に飛び込む高校通算37号は、両軍で唯一の得点をたたき出す貴重な一撃となった。「今までチームメートが頑張っていたので、きょうは自分が打ってやろうと思っていました」と、今夏初アーチに自然と表情が崩れた。

 直前まで気配ゼロだった。初戦(2回戦)の崇徳戦で右手首に死球。3日間、打撃練習を休んだ。その影響もあって不振に陥り、準々決勝までの4試合でわずか1安打。この日も第1打席が見逃し三振、第2打席は中飛だった。だが、「小林2世」も勝負強さを持っていた。憧れのOBの巨人・小林は今季0本塁打ながら、球宴第2戦で本塁打。スランプに苦しんだ中村にも“びっくり弾”が飛び出した。「中井先生のお陰です。試合前に『打てなくていいからしっかり守ってくれ』と言われました」と中井哲之監督(55)の心遣いに感謝した。

 バックネット裏で7球団のスカウトが視察。巨人・渡辺スカウトは「身体能力も高いし、守備もいい。なかなかいないタイプの捕手」とたたえた。

 甲子園春夏通算44回出場3優勝の広陵。同43回出場7Vの広島商との伝統校対決を制し、2年連続で敗退していた準決勝の壁を突破した。「小林2世」が、名門を3年ぶりの聖地に導く。(酒谷 裕)

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