延長11回のシーソーゲーム、花咲徳栄が東海大菅生を振り切って初の決勝進出

2017年8月22日16時37分  スポーツ報知
  • 延長11回2死二、三塁、花咲徳栄・高井が勝ち越しの右越え2点適時二塁打を放ち、ベンチのナインは大喜び (カメラ・馬場 秀則)
  • 8回2死満塁、花咲徳栄・岩瀬が勝ち越しの左翼線へ2点適時二塁打を放ち、ガッツポーズ(投手・戸田、カメラ・馬場 秀則)

 ◆第99回全国高校野球選手権第13日 ▽準決勝 花咲徳栄9―6東海大菅生=延長11回=(22日・甲子園)

 関東同士の対決となった花咲徳栄(埼玉)と東海大菅生(西東京)の準決勝。1回に東海大菅生がいきなり2点を先取すると、その後は両チームが点を取り合い4-4となってから、試合は膠着状態に。ともに2番手投手が登板し終盤に入った。

 試合が動いたのは8回。花咲徳栄の4番・野村が遊ゴロ失で出塁、送りバントで二塁に進んだ後、東海大菅生の2番手、2年生右腕・戸田は6番・高井に死球、7番・小川も粘られて四球で歩かせ1死満塁となる。ここで8番・清水は空振り三振に倒れたが、9番・岩瀬が左翼線を破る二塁打。2人が返り、花咲徳栄が待望の勝ち越し点を挙げた。

 しかし東海大菅生も粘りをみせる。9回先頭の牛山が遊撃内野安打で出塁、9番の代打・猪股が左前打で1死一、二塁。続く1番・田中の打球は遊撃・岩瀬を強襲する強い当たり、岩瀬が左中間方向にはじく間に、猪股の代走、ソフトバンク・上林誠知を兄に持つ上林が好走塁で一気にホームイン。土壇場で同点に追いついて延長戦に突入した。

 花咲徳栄は延長11回、甲子園初登板の東海大菅生の3番手・山内を攻め、右前打の3番・西川、遊撃内野安打の5番・須永を置いた2死二、三塁から、6番・高井がやや浅めの守備を敷いていた右翼の頭を越える2点二塁打。「本当にうれしいのひと言です。それまで2打席チャンスで打てなくても、もう一度回ってきたので、今度は打ってやとうと思いました」と振り返った。

 2点を勝ち越した花咲徳栄は、さらに小川のボテボテの遊撃への打球が内野安打となった2死一、三塁から、清水が暴投による振り逃げで出塁する間に三塁走者の高井がホームインして決定的な9点目。花咲徳栄が13安打、東海大菅生が12安打を放ったシーソーゲームだが、そのまま、花咲徳栄が東海大菅生を振り切って、初の決勝進出を果たした。

 花咲徳栄・岩井隆監督は、早めの2番手・清水への継投について「(点の取り合いとなった)試合を落ち着かせたかった。清水はよく投げてくれました」と4回途中から8回まで無失点と好投した清水をたたえると、「粘りじゃ負けちゃダメだろうと言っていました…」と話しながら、言葉を詰まらせ涙ぐんだ。決勝については「気持ちを切り替えて、最後までいいゲームをやりたいと思います」と語った。

 負けた東海大菅生の若林弘泰監督は「いい試合だった。いい試合だったたからこそ勝たせてやりたかった。9回によく2点を追いついてくれました。選手たちはよくやってくれました」と最後まで粘りを見せた選手をねぎらった。

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