【侍U18】清宮、高校通算110号は“100人斬り”

2017年9月7日5時0分  スポーツ報知
  • 試合終了後、現地の日本食レストランで乾杯する(左から)丸山、清宮、川端

 ◆U―18W杯 ▽1次ラウンド・グループB 日本12―0南アフリカ=7回コールド=(5日、カナダ・サンダーベイ)

 【サンダーベイ(カナダ)5日=ペン・山崎智、カメラ・泉貫太】高校日本代表の清宮幸太郎内野手(3年)=早実=が、高校侍ジャパン公式戦1号で自らの“高校通算最多本塁打”を更新する110号を放った。1次ラウンド(R)の最終戦・南アフリカ戦の4回に右越えソロ。高校通算100人目の投手からで、外国人投手からは初アーチとなった。チームは7回コールドで3連勝を飾り、4勝1敗のB組2位でスーパーRに進出。7日にA組3位(オーストラリアか台湾)と対戦する。

 カナダの曇り空に木製バットの乾いた音が響いた。打球が右翼97・5メートルのフェンスを越えていくと、清宮の体は初めての感覚に包まれた。「気持ちよかった。今までにあまりなかった。木だからじゃないですか」。金属バットから木製に変わり、国内での練習試合で2発。思い返すと、それとも異なった。

 「何か違いました。回っていて、歓声とかもちょっと違うじゃないですか。いい気分でした」。前回15年に1年生4番で出場も、果たせなかった国際試合1号。高校では初となる、海外のダイヤモンド一周に浸った。

 7点リードの4回2死。カウント3ボール1ストライクから、右腕・オブライエンの外角113キロのチェンジアップを捉えた。高校通算110号で、本塁打を浴びせた投手は100人目。外国人からは初アーチだ。視察したメジャーのア・リーグ球団スカウトは「よく飛んだね。110発で記録更新? そうなんだ。ヒデキ・マツイとオオタニは高校で何本? 60と56だって。ワォ、何て数字だ」と驚きの声を上げた。

 試合前まで13打数2安打。3日のキューバ戦では前の打者が2度敬遠された。大藤敏行ヘッドコーチ(55)と動画でフォームを確認。トップの位置で右肩が後ろに入りすぎないように助言を受けた。主将は開幕前には宿舎で小枝守監督(66)の部屋を訪ね、1対1で「清宮幸太郎は今後どうあるべきか」を語り合った。5試合21打席目の一発で「やっと分かった。これが自分らしさかな。柔らかさ。丁寧に力まず、前でさばけた」。ナインの「やっとやん」「遅いよ」の祝福に笑みがこぼれた。

 中学1年時に東京北砂リトルで米国開催のワールドシリーズに出場し、3発を放って世界制覇。同3年夏には単身渡米し、現地のチームで場外弾を飛ばした。北米で3年ぶりのアーチを、この日から観戦した母・幸世さん(50)に届けた。高校侍ジャパン初の世界一のために、KIYOMIYAが本来の姿を知らしめた。

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