【侍U18】清宮、111号空砲…カナダに逆転負け

2017年9月10日4時0分  スポーツ報知
  • カナダ戦の5回2死、中越えに高校通算111号本塁打を放つ清宮(カメラ・泉 貫太)

 ◆U―18W杯 ▽スーパーラウンド カナダ6―4日本(8日、カナダ・サンダーベイ)

 【サンダーベイ(カナダ)8日=ペン・山崎智、カメラ・泉貫太】高校日本代表の清宮幸太郎一塁手(3年)=早実=が、スーパーラウンド(R)のカナダ戦の5回に今大会トップに並ぶ2号ソロを放った。高校ジャパンでは初の個人1大会2本目で、“高校通算最多本塁打”を111号に更新。しかし、チームは逆転負けでスーパーR2勝2敗となった。米国がスーパーR1位で決勝進出。日本は日本時間の10日未明に、韓国ともう1枚の決勝切符を懸けて激突する。

 “世界の本塁打王”に、KIYOMIYAの名が並んだ。今大会トップタイ(9人)となる2号ソロが中越えまで伸びた。「逆風で捕られちゃうかなと思ったが、ギリギリ入ってよかった。自分の形で振れたのがすごくよかった」。2点を追う5回2死。1ボールからの真ん中直球を仕留めた。個人1大会2本塁打は高校日本代表では初。通算2本も大阪桐蔭・森友哉(現西武)以来だが、12年の森はランニング本塁打。高校ジャパン初のサク越え2発で、4番の貫禄を世界に示した。

 5日の南アフリカ戦で一発を放ったが、7日のオーストラリア戦では無安打2三振。「あまりしっくりきていなくて、最高の自分ではないのは確実だった」。大会中の映像を確認し、左の軸足に体重を残した。「股関節にしわを出して、いい時はしっかりたまる。スイングの中で修正できない。構えとかちょっとずつ変わっちゃうので。しっかり意識した」。練習から視察した日本ハム・大渕スカウト部長は「日本人で2発。それもセンターに打つのは大したもの」とうなった。

 敵地の重圧に立ち向かった。手拍子、ウェーブ、スタンディングオベーション。母・幸世さん(50)ら日本選手の家族以外で、場内はほぼ地元・カナダの応援に染められた。背番号3は「慣れない環境ではありましたけど、気にしていなかった」と振り払った。

 2点を追う8回2死一、三塁は、一発出れば逆転の場面。狙っていたスライダーを捉えきれず、二ゴロに倒れた。「もうちょっと肩口からのを待てれば。紙一重。4番としても、主将としても、あそこで打ってナンボだったと思うので、すごく悔しかった」。この時点で韓国との直接対決に決勝進出の望みは残った。2発の手応えと2敗のショックを胸に刻み、夜明けを迎える。

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