今夏県準Vの富山・高朋、8月急死の監督に捧ぐ1勝 大城主将「優勝します」

2017年9月11日8時0分  スポーツ報知
  • 初戦突破し、ベンチに戻る高朋ナイン
  • 3安打1打点と活躍した高朋の1番・大城主将

 ◆秋季高校野球富山県大会 ▽2回戦 高朋11―3富山中部=8回コールド=(10日・県営富山)

 1、2回戦10試合が行われた。今夏準優勝の高朋は、11―3の8回コールドで富山中部を下した。先月30日に森崎直樹監督(享年53)が急逝したが、その遺志を継いで今大会に出場。自慢の強打で13安打11得点を奪うと、エース若林隼人(2年)も力投し、7回を7安打3失点に抑えた。

 部員13人一丸 哀悼の意を込め、高朋がグラウンドで勝利を飾った。持ち味の強力打線は健在で、13安打11得点で相手を圧倒。亡き森崎前監督のため、部員13人が一丸となった。3安打1打点の大城永遠(とわ)主将(2年)は「自分たちは恩返しがテーマ。夏とメンバーは違うが、打線はみんなでつなぐ気持ちでした」と笑顔。3年生部員はスタンドから応援し、前監督が見守っている意味を込め、槙原敬之作詞・作曲の「遠く遠く」を合唱した。

 強打を武器に、森崎前監督は富山県では圧倒的に勝つことを目指してきた。その攻撃的なスタイルを前コーチの石浦龍馬新監督(24)が継承した。富山大出身で、北陸大学野球リーグでは首位打者や3度のベストナインに輝くなど、経験はお墨付き。「森崎監督が頑張ってこられたことを最後までやり遂げたい」と石浦監督。夏場も手のマメを破りながら、バットを振り込んできた。

 突然の訃報だった。夏の大会後も森崎前監督は精力的に練習試合をこなし、呉東地区大会はブロック優勝してシード権を獲得した。亡くなる前日まで全く変わりなく、教員免許更新の研修を受けていたが、8月30日朝に心筋梗塞を発症して急逝。県内外から多くの野球関係者が弔問に訪れ、通夜は600人、葬儀では350人が最後の別れを惜しんだ。最後は3年生部員が棺を運んで見送ったという。

 「甲子園に出場するのが恩返し。県大会は優勝します」と大城主将。森崎前監督の思いを胸に、初の頂点を目指す。(中田 康博)

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