【侍U18】清宮プロ最有力「いろんな人が喜んでくれる選手に」

2017年9月12日6時0分  スポーツ報知
  • 3位決定戦でカナダを破り高校最後の試合を白星で飾った清宮は、試合後に目を潤ませた(カメラ・泉 貫太)
  • 清宮(右端)らナインは銅メダルを下げ記念撮影する

 ◆U―18W杯 ▽3位決定戦 日本8―1カナダ(10日、カナダ・サンダーベイ)

 【サンダーベイ(カナダ)10日=ペン・山崎智、カメラ・泉貫太】高校日本代表が3位決定戦で地元・カナダを破り、最終戦を白星で締めた。“高校通算最多”111本塁打の主将・清宮幸太郎一塁手(3年)=早実=は公式戦通算100安打となる中前適時打を放ち、4打数1安打1打点1死球。9日(日本時間10日)までのスポーツ報知の取材で、卒業後にプロ入りの意向を固めていることが判明。今月下旬にもプロ志望を表明するとみられる怪物が、涙で高校野球生活にピリオドを打った。

 清宮主将の頬に涙が伝った。「勝ったけど、悔しさが残る。(全試合4番で)なかなか打ってかえすことができなかったけど、メダルを取ることができた。この悔しさを、次に日本代表に入ることがあれば、晴らせれば。この2年半で人生を大きく変えることができた」。世界3位で高校野球のステージを卒業した。

 9回先頭。初球を右肩に受け、死球でバットを置いた。「最後なので思い切って振ろうと思ってたけど。報復されたかな」。日本が6点リードの7回からも4度盗塁を試みたのが、国際舞台では挑発と見なされた。

 2点リードの3回無死二、三塁で公式戦100安打目の中前適時打。「(金属と木製バットで)結果として大きな違いがあったかな。ちゃんと当たれば飛びますし、慣れとかがまだ足りない」。高校通算111発での終演に「きりがよくて、よかった。1、1、1で。国際大会で2本打てたのは、自信というか、ほっとした」と笑みを浮かべた。

 進路に関しては「まだ決めていない。消去法は嫌なので、何をやりたいかを見つけて、一番いい選択をできれば」と語るにとどめたが、プロ入りが最有力だ。両親の出身大学が「早稲田と慶応なので」とラグビー・ヤマハ発動機監督の父・克幸氏(50)ら家族、学校関係者と進学も含めて検討した上で、今月下旬にもプロ志望を表明する見込み。「たくさん声援をいただける選手になりたい。自分のためというより、いろんな人が喜んでくれる選手になれればいい」と思い描いた。

 閉会式では4連覇を達成した米国ナインなど、メジャーの卵たちと健闘をたたえ合った。「みんな体も大きいし、球も速いし、スイングも速い。こういう子たちとやっていると楽しい、夢があるなと。メジャーのニュースもいっぱい見るし、雰囲気もすごく好き。やっぱり、将来はこっちに来てやりたい」。NPB発メジャー行きの憧れを抱き、カナダから帰路についた。

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