【明治神宮大会】星槎道都大、道勢初決勝!石黒3安打V打

2017年11月15日7時30分  スポーツ報知
  • 貴重な勝ち越し二塁打に、塁上でガッツポーズする石黒

 ◆明治神宮野球大会第5日 環太平洋大2―10星槎道都大=8回コールド=(14日・神宮)

 道都が歴史を変える! 大学の部準決勝で、道2連盟代表・星槎道都大(札幌)が、中国・四国3連盟代表の環太平洋大(中国)を10―2の8回コールドで下し、道勢初の全国(全日本大学選手権含む)決勝に駒を進めた。4番・石黒凌中堅手(4年)=北海学園札幌高出=が3回の勝ち越し二塁打を含む3安打2打点と活躍。計13安打10点を奪う猛攻で突き放した。悲願の初優勝へマジック1。15日の決勝は関東5連盟第1代表の日体大(首都)と対戦する。

 歓声と悲鳴が、神宮の杜(もり)に響き渡った。1―1の同点で迎えた3回2死二塁。星槎道都大の4番・石黒が初球の低めのカットボールを思い切りすくい上げた。打球は左中間を抜ける勝ち越し適時二塁打に。道勢の大学チーム初の全国大会決勝進出へ、勢いづける一打を放った主砲は「早く投手を楽にさせてあげたかった」と力強く語った。

 12日の準々決勝、創価大戦では先発したエース左腕・福田俊(すぐる、3年)=横浜創学館高出=の快投もあり、1―0の完封勝ち。星槎道都大としての神宮初勝利となったが、打線はわずか6安打。エースに“おんぶにだっこ”という状態だった。

 中1日で迎えたこの日、先発・福田の球威は間違いなく落ちていた。140キロ超えはわずか3球。「投手が苦しい時は野手が助ける」と振り返った石黒は、8回2死一、三塁の場面でダメ押しの右前適時打を放ち、計3安打2打点。チームも13安打10得点と抜群の一体感で投手陣を援護した。

 今春までチームは崩壊状態だった。Bチームでは練習をさぼる選手もおり、大保優真主将(4年)=旭川実高出=は見放そうとも考えたが、思いとどまらせたのが石黒だった。「石黒に『Bチームの気持ちも考えろ』って言われて気づいた」。以降は連日ミーティングを行い、時にはケンカに発展することもあった。互いに本音をぶつけ合えたことで、ここぞの場面でのチームワークが生まれた。

 夢にまで見た日本一に王手をかけた。石黒は言う。「やっとチームはまとまってきた。勝つことを目標に準備したい」。たくましくなった星槎道都大ナインが、頂点に突き進む。(清藤 駿太)

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