横浜高二刀流スラッガー・万波「プロ一本で考えています。家族とも話しました」

スポーツ報知
プロ志望を表明した横浜・万波

 今秋ドラフト候補に挙がる横浜高(神奈川)の二刀流スラッガー・万波中正(まんなみ・ちゅうせい)外野手(2年)が練習始めとなった4日、プロ志望を表明した。「プロ一本で考えています。家族とも話しました」と決意を口にした。

 投げては最速147キロ、打っては高校通算28本塁打。スカウト陣からも、投打両面での才能を評価されている。「欲を言えば春までに155キロを出したい。数字的なインパクトが欲しい」。昨年12月は投手練習に重点を置き、抑えでの連投を想定してブルペン入り。「球速も上がってきた」と確かな手応えを感じている。

 190センチ、90キロ。恵まれた体格で身体能力も抜群だが、打撃はまだ粗削りだ。平田徹監督(34)は「万波はカド番。ダメでも使い続ける時期は終わった。ただ、彼が活躍すれば甲子園上位を狙える。何とかしたい思いはある」と胸の内を明かした。

 この日は横浜市内の同校グラウンドでマシン打撃などを行った。「このまま終わりたくない。プロで活躍できるよう、目指してやっていく」。アピールの時まで、地道な練習を重ねていく。(青柳 明)

 ◆万波 中正(まんなみ・ちゅうせい)2000年4月7日、東京・練馬区生まれ。コンゴ人の父と日本人の母を持つ17歳。小学2年から野球を始め、中学では東練馬シニアで投手、外野手。横浜高1年夏の神奈川大会で、横浜スタジアムのバックスクリーン看板直撃の推定135メートル弾。昨夏甲子園では「5番・右翼」で先発。4番手で登板し、146キロをマークした。190センチ、90キロ。右投右打。

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