ＰＬ学園元監督・中村順司氏が星野仙一さんを追悼「訃報を聞いて『ウソだろ？』と思った」

　甲子園で春夏通算７度の優勝を誇る大阪・ＰＬ学園高の硬式野球部ＯＢ会総会が６日、大阪市内で開かれ、元同校監督の中村順司氏（７１）＝名商大総監督＝が、４日にすい臓がんで亡くなった星野仙一さんの死を悼んだ。

　１２月１日に大阪市内で行われた星野さんの「野球殿堂入りを祝う会」で最後に会い、祝福の握手を交わしたという。「ずっと立っていたので、（体調が）悪いとは思わなかった。訃報を聞いて『ウソだろ？』と思った。びっくりしました。残念です。プロ野球の歴史を刻まれた。ご冥福をお祈りしますということしかない」と、突然の別れに驚きを隠せなかった。

　ＰＬ学園の教え子である立浪和義氏、阪神・片岡ヘッド兼打撃コーチ、阪神・福留らが星野監督から指導を受けた。「ＰＬの卒業生が大変お世話になった。タツ（立浪）を大事に使っていただいて新人王になった。福留もお世話になったし、松井稼頭央もそう。（楽天へ）熱心に誘っていただいて、（２０１４年に）日本一になった時も活躍した」と、感謝の言葉を並べた。