駒大苫小牧、4年ぶり甲子園に帰って来る!「自信が今はある」

2018年1月27日8時0分  スポーツ報知
  • センバツ出場が決まり、帽子を投げて歓喜する駒大苫小牧ナイン

 第90回記念センバツ高校野球大会(3月23日から13日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が26日、大阪市内で行われ、昨秋の全道大会で優勝した駒大苫小牧が4年ぶり4度目の出場を決めた。昨年11月の明治神宮大会では、初戦(準々決勝)で大阪桐蔭に2―4で惜敗。強豪相手におじけづいていた心の弱さを今冬、「規格外の練習」で払しょく。その成果を大舞台でみせる。また、21世紀候補の函館工は選考から漏れた。補欠校には旭川実が選ばれた。

 雪が一面を覆う真っ白なグラウンドに、歓喜がこだました。全道大会を制してから109日。待ちわびた吉報が、ようやく駒大苫小牧ナインに届いた。4年ぶりのセンバツ出場を決めた佐々木孝介監督(31)は「選ばれてホッとしています。ただ、まだ開幕まで2か月ある。気を引き締めて、全員で甲子園に行けるように」と、必勝ダルマの片方の目に黒を足した。

 あの日の失敗は繰り返さない。昨年11月の明治神宮大会。大阪桐蔭に2―4で惜敗した。昨春のセンバツ優勝メンバー7人が残り“最強世代”と呼ばれる強豪相手に、ナインは試合前から萎縮していた。「相手のシートノックを見て隙があると僕は思った。けど、選手は違った。監督目線と選手目線の差」と佐々木監督。大槻龍城主将(2年)も「ユニホームで判断していた」と、戦う前から相手を“格上扱い”していた。

 すべては自信のなさ。明治神宮で敗戦後、佐々木監督が「規格外の練習をするしか勝つ方法はない」と言ったように今冬は、4年前にセンバツ出場した際とチームの仕上げ方を180度変えた。1月中旬には紅白戦を行うなど実戦重視だったが、今冬は徹底して基礎重視。伝統の雪上ノックも“封印”し、屋内で指揮官の転がす球を延々、捕球と送球を繰り返してきた。

 練習量も規格外だ。投手陣は2時間の走り込みに加え、初めてスケート練習を導入するなど下半身を強化。野手は連続ティーを20球20セット、30球40セットと計1600本を毎日振り込んできた。「練習量なら(昨年より)1・5~6倍はやってきた」と、佐々木監督は自負する。ただ、過酷な練習をやってきたからこそ生まれる自信はついた。舞原陽和(ひより)内野手(2年)は言う。「自分たちは“これだけやってきたんだ”という自信が今はある」。生まれ変わった駒苫ナインが、満を持して春の聖地へ乗り込む。(清藤 駿太)

◆駒大苫小牧(苫小牧市)1964年創立の私立共学校。普通科のみで生徒数は688人(男子416人)。サッカー、吹奏楽、チアリーディング部は道内強豪。野球部は創立と同時に創部。過去、甲子園には春3度、夏7度出場。夏は04、05年と甲子園連覇。部員55人。主なOBに田中将大(ヤンキース)、橋本聖子(日本スケート連盟会長)、田畑真紀(元スピードスケート五輪代表)ら。笹嶋清治校長。

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