センバツ36校決定 中央学院・大谷は大谷を超える

2018年1月27日6時0分  スポーツ報知
  • センバツ甲子園出場決定の知らせを受けた中央学院ナインは、エースで4番の大谷を胴上げして喜んだ(カメラ・泉 貫太)

 第90回センバツ高校野球記念大会(3月23日から13日間・甲子園)の出場36校が26日、発表された。春夏通じて初出場の関東王者・中央学院(千葉)は、4番を打つ145キロ右腕・大谷拓海(2年)が一発&150キロ超えという二刀流の活躍でチームを優勝に導くことを誓った。また、全国屈指の進学校・膳所(ぜぜ、滋賀)が21世紀枠で59年ぶりの出場。近江、彦根東と合わせた同一県からの3校出場は、01年の茨城以来17年ぶりとなった。組み合わせ抽選会は3月16日に行われる。

 春夏初の甲子園切符をつかんだ大谷は、聖地でのプレーに胸を躍らせた。「カウントが良ければホームランも狙っていきたい。ピッチャーとしては150キロを出したい。しっかり自分たちのプレーをして、優勝したい」。エンゼルスに入団が決まった大谷と同姓で、右投げ左打ちも同じ二刀流。エースで4番の大黒柱は、早くも気合をみなぎらせた。

 センバツの目標は“大谷超え”だ。本家は花巻東のエースとして12年センバツに出場。本塁打を放ったが、1回戦で散った。最速145キロ、高校通算23本塁打と成長途中の2年生は「甲子園は1人で投げきりたい」。自らの一発と、全試合完投での日本一を目指す。

 二刀流の理想は、ダルビッシュと柳田(ソフトバンク)。映像などで研究を重ね「(ダルは)ストレートの質も良くて、スライダーとのコンビネーションで抑えられていてすごい。(柳田は打つ時の)ボールへの入り方を参考にしている」。

 中学時代は主に外野手。投手での甲子園出場を熱望し、社会人野球・シダックス時代に野村克也氏(82)の下で投手としてプレーした相馬幸樹監督(38)が指導する中央学院入りを決意した。昨秋明治神宮大会準々決勝の明徳義塾(高知)戦では、直球を逆方向の左翼席へ運び、打者としてもスカウト陣の注目を集めた。

 更なるパワーアップへ「食トレ」に励む。夕食後に週2~3回のペースで焼き肉店へ通い、約1・2キロの白米などをかき込む。昨年11月から既に7キロ増と効果てきめんで「ボールの質が変わった。スピードも上がって回転も良くなった」。

 センバツ優勝から、夏の甲子園出場も見据える。「センバツで終わりじゃない。優勝して、みんなで成長して、夏への準備をしたい」。二刀流右腕は、てっぺんだけを見据えて突き進む。(青柳 明)

 ◆大谷 拓海(おおたに・たくみ)2000年7月13日、茨城・牛久市生まれ。17歳。滝野小2年から野球を始め、滝野中では船橋シニアに所属し、全国大会出場。中央学院では1年春からベンチ入りし、同年秋からエース。180センチ、77キロ、右投左打。家族は両親と妹。

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