聖光学院・斎藤監督、打線進化に「打つね。投手を潰してしまった」

スポーツ報知
ベンチ前で選手たちを座らせ、指示を出す聖光学院・斎藤監督(中央)

 第90回記念センバツ高校野球(3月23日から13日間、甲子園)に出場する聖光学院(福島)が14日、4泊5日の福島・いわき合宿を打ち上げた。この日の紅白戦でも打撃が爆発。斎藤智也監督(54)も選手の成長を実感した。

 手応え十分の5日間だった。「打線は水ものと言うけど、打つね。投手を潰してしまった」と斎藤監督が驚いたように、合宿中の紅白戦で野手陣が安打を量産。この日も昨秋レギュラー中心のチームが12点を奪い、横堀航平中堅手や星歩志左翼手(ともに2年)がともに3安打と結果を出した。

 成長の要因について指揮官は、筋力アップやバットを振る力がついたことに加えて「(体の)軸が安定してきて、球がより見えるようになってきた」と説明。実戦形式の練習で変化球の見極めもでき、対応力も上がった。昨秋も公式戦1試合平均9得点した強力打線がスケールアップした。

 伊達市内の同校グラウンドは雪などで使用が制限されるが、主将の矢吹栄希(はるき)二塁手(2年)は「1球にかける思いを強くして練習していく」と意欲。センバツに向け、限られた環境でもさらに打力を高めていく。(有吉 広紀)

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