【センバツ】星稜に幸運…7日目初戦で雪による練習不足補える

スポーツ報知
対戦が決まり、健闘を誓う星稜・竹谷理央主将(左)と富島・中川大輝主将

 第90回記念センバツ高校野球大会(23日から13日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が16日、大阪市内で行われた。13年ぶり12度目出場の星稜(石川)は、第7日(29日)第1試合で初出場の富島(宮崎)と戦うことが決まった。

 星稜の主将・竹谷理央投手(3年)は抽選の順番が最後となり、くじを引く前に自動的に対戦相手が富島に決定した。昨秋は右手を負傷して一度も登板できなかった竹谷は、「この大会で、昨秋に迷惑をかけた分を取り返したい。自分としてもチームとしても最高の春になるように全力でプレーしたい」とエースの決意を示した。

 29日の初戦まで、2週間弱の準備時間ができた。冬場は積雪でグラウンドが使用できず、今年に入って屋外で練習できたのは東京、和歌山遠征を含め10回だけ。林和成監督(42)は「初戦は大会第2、3日がいいとは思っていたが、やり残した練習を積めるいい機会をもらえたのはよかった」と日程を前向きに捉えた。

 センバツでは1995年以来勝ち星がない。チームは「最低2勝」を目指しているが、竹谷は「2勝は最低目標。2勝したら、優勝に向かって行きたい」と力強く語った。

 ◆富島 九州大会では、エース右腕・黒木将胤(しょういん、3年)が準決勝まで3試合を完投して準優勝。主将の中川大輝外野手(3年)は2番打者ながらチームトップの打率5割5分3厘、14打点。

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