【センバツ】花巻東、強豪・東邦に「全部の投手をつぎ込んで勝てるようにしたい」

スポーツ報知
対戦が決まり、健闘を誓う花巻東・菅原颯太主将(左)と東邦・稲留克哉主将

 花巻東(岩手)は第4日(26日)第3試合で東邦(愛知)と対戦する。

 早くもお手上げ!? 初戦の相手が東邦に決定。花巻東・佐々木洋監督(42)の口調に力はなかった。「チームの調子はいいけど、相手が強すぎて…。(東邦は)よく打つし、練習試合を含めて1回しか負けていないんですよ…」。大谷翔平投手(23、現エンゼルス)を擁した2012年以来6年ぶりのセンバツにも悲観的な言葉が続いた。

 覚悟を決めてぶつかる。エースの田中大樹に平山涼太(ともに3年)の両左腕、最速142キロ右腕の西舘勇陽(2年)ら、タイプの異なる投手がそろい、「全部の投手をつぎ込んで勝てるようにしたい」と指揮官。実戦感覚に不安があるものの、8日の対外試合解禁日以降に近大付(大阪)や天理(奈良)など強敵と戦い、調子を上げてきた。継投で相手をかわし、流れを引き寄せる。

 「どこが相手でもやることは変わらないし、自分たちでできることは変わらない」と菅原颯太主将(3年)は力強く宣言。そんな主将に佐々木監督は、恨み?と期待のこもった視線を投げかけていた。菊池雄星投手(26、現西武)を擁して準優勝した09年以来の春1勝は、強敵からもぎ取る。

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