【センバツ】東海大相模はV経験6校の“死のブロック” 門馬監督苦笑い「よく集まるよなあ」

スポーツ報知
抽選会を終えて記念撮影する(前列左から)東海大相模・小松、日大三・日置、慶応・下山、(後列左から)明秀学園日立・増田、中央学院・池田、国学院栃木・大久保(カメラ・馬場 秀則)

 第90回記念センバツ高校野球大会(23日から13日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が16日、大阪市内で行われた。優勝候補の東海大相模(神奈川)は、昨秋の地区王者6校がひしめく“死のブロック”を勝ち抜いて7年ぶりの優勝を狙う。

 抽選会を見届けた東海大相模・門馬敬治監督(48)は、苦笑いを見せた。「6チームでしょう? よく集まるよなあ…」。東北王者の聖光学院をはじめ、静岡(東海)、駒大苫小牧(北海道)、日本航空石川(北信越)、明徳義塾(四国)、中央学院(関東)。昨秋明治神宮大会に出場した各地区代表10校のうち、6校が同じブロックに入った。

 強豪ぞろいの“死のブロック”。加えて、昨夏甲子園でも登板したエース右腕・石田旭昇(あきのり、3年)を擁する東筑と、夏の甲子園11年連続出場中の聖光学院との勝者を待ち受ける形だ。「甲子園での1試合は、選手に力を与える。勢いもつくだろうし、甲子園は人を、心を変えてしまうところがある。勝ち上がってくるチームとの対戦は、非常に脅威」と警戒を強めた。

 だが、00年以来2度目のセンバツを制した11年も、各地区王者5校がひしめく“死のブロック”を勝ち上がっている。準決勝(履正社戦)では、田中俊太(現巨人)らが、大会史上初となる1試合2本の満塁弾。通算74安打の大会新記録を打ち立て、5試合46得点の猛打で圧倒した。

 クジを引いた小松勇輝主将(3年)は「優勝を狙っているので、相手がどこでも覚悟はできていた。自分たちの野球を、しっかりとやりたい」と気合十分。神奈川王者の実力を、甲子園で見せつける。(青柳 明)

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