大阪桐蔭・藤原、右膝痛出遅れも初戦先発にゴーサイン

スポーツ報知
お互いの健闘を誓い合う(左から)智弁和歌山・林、大阪桐蔭・根尾、同・藤原、中央学院・大谷

 第90回記念センバツ高校野球大会が23日、甲子園で開幕する。22日の開会式リハーサルはグラウンド状況不良のため、出場36校の主将だけが参加して行われた。史上3校目の大会連覇を狙う大阪桐蔭は、西谷浩一監督(48)が右膝痛で出遅れていた今秋ドラフト1位候補・藤原恭大外野手(3年)の先発出場にGOサインを出した。

 ドラ1候補・藤原の初戦先発に、ついにゴーサインが出た。大阪桐蔭・西谷監督は「何もなければ、そのつもり(先発)でいます」と、第4日の伊万里(佐賀)戦での先発起用を明言した。

 藤原は昨年10月に右膝を痛め、今春の練習試合で守備に就いてのフル出場は1度だけ。それでも「20日に思い切り走ってみたけど、思ったより走れた。自分の速さに近づいている」と回復は順調で、「痛くても本気で走る」と、50メートル走5秒7の快足を解禁する。

 高校入学後は「1、2度しかない」という4番で起用される可能性もある。これまで4番を務めた根尾昂内野手(3年)は「恭大が中軸にいたら、(相手は)相当嫌だと思う」と歓迎した。約1週間前には、OBで阪神の藤浪晋太郎投手からパーカの差し入れが届き「暖かくて、めちゃくちゃいい」と、心遣いに感謝。史上3校目の連覇に向けて、V候補筆頭がベストメンバーで発進する。(伊井 亮一)

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