由利工・石原「ついに来た」…24日“生まれた街の強豪”日大三戦

スポーツ報知
由利工・畑山主将

 第90回記念センバツ高校野球(甲子園)が23日に開幕する。東北勢4校は22日、開会式リハーサルに参加した。21世紀枠で初出場の由利工(秋田)は24日の1回戦・日大三(東京)戦に備え、大阪市内で練習。東京・町田市出身の主砲・石原龍之介外野手(3年)が、“目標”の相手に打ち勝つことを誓った。

 目標だったチームとの一戦が迫るにつれ、由利工の主砲・石原の心は高ぶった。開会式のリハーサルはグラウンド不良のため、観客席から見守ったが、「ついに来たという感じ。(試合が)本当に楽しみ」と24日の日大三戦に思いをはせた。

 生まれは東京・町田市。小学校入学前に由利本荘市に引っ越したが、2011年夏に全国制覇した日大三は「生まれた街の強豪校。いつかやってみたかった」と憧れを抱いていた。組み合わせ抽選で対戦が決まると「やった!」と大喜びした。

 4番を担い、公式戦では43打数13安打4打点。今春の練習試合は本塁打こそ出てないが、18日の報徳学園(兵庫)との練習試合では右中間に二塁打を放つなど「上り調子です」と手応えを持っている。21世紀枠でつかんだ夢舞台で、夢だった相手との対戦。「学ぶことも多いと思うけど、元気よくぶつかって勝負したい」と意気込んだ。(遠藤 洋之)

野球

×