【センバツ】東筑、逆転負け 春3度目出場での初白星ならず

スポーツ報知
力投する東筑・石田

◆第90回記念センバツ高校野球大会 ▽1回戦 聖光学院5―3東筑(23日・甲子園)

 夏春連続出場の東筑(福岡)が開幕戦で逆転負けし、春3度目の出場で初白星を逃した。

 4番・野口皓生(こうき)一塁手(3年)は、母方の祖父の兄が元巨人投手の高橋正勝氏(80)。四日市(三重)のエース左腕として55年夏の甲子園を制し、巨人時代にはスコアラーとしてV9に貢献した逸話を、母から聞いていたという。中学2年時にボーイズリーグの全国大会で大阪を訪れ、甲子園歴史館を見学。四日市高の優勝時のユニホームを見て、「同じように活躍したい」と憧れた。

 同点の3回無死満塁で、遊ゴロ併殺の間に一時勝ち越したが、4打数無安打。9回に味方のバント処理で拙守が相次いだ。1死二、三塁では、二塁前方にセーフティースクイズを転がされ、内野安打と悪送球で、決勝の2点を献上した。「自分が出て(処理して)いたら、1点で抑えられていたかな。守備面で詰めの甘さが出た」。昨夏に続く初戦敗退。高橋氏と同じ最後の夏の歓喜を目指し、課題を持ち帰った。

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