【センバツ】国学院栃木、エース負傷退場のピンチを乗り越え、18年ぶり春1勝

スポーツ報知
国学院栃木の先発・水沢

◆第90回センバツ高校野球大会第1日 ▽1回戦 国学院栃木3―2英明(23日・甲子園)

 国学院栃木は4回、1点を返され、なお1死満塁から英明・中川の打球がエース水沢の脇腹に直撃。この打球が内野安打となって1点差とされ、なお満塁のピンチを迎えた。しかし、この場面で緊急登板した左腕・渡辺が1番・加藤を二ゴロ併殺打に仕留めると、その後は走者を出しながらも得点を許さない。7回からは同じ左腕の宮へつないで1点差を守りきった。

 打線は初回に1死一塁から青木の右翼への二塁打に失策がからんで先制。3回には毛塚の右中間への2点適時三塁打で突き放した。

 これで柄目(つかのめ)直人監督が選手時代にベスト4まで進出した2000年以来のセンバツ勝利。「みんなで勝てたのがうれしく思う。渡辺が落ち着いて投げてくれて、流れを止めてくれた。(自身が出場した年に生まれた選手との勝利に)感慨深いものがある。だからこそ一日でも長く選手とやっていたい」と指揮官はしみじみ話した。

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