【センバツ】英明4番千原「どすこい打法」も不発…1点差負けに「甲子園甘くない」

スポーツ報知
英明の先発・黒河

◆第90回センバツ高校野球大会第1日 ▽1回戦 国学院栃木3―2英明(23日・甲子園)

 3年ぶり2回目のセンバツ出場となった英明(香川)は、序盤の失点が響き春1勝とはならなかった。

 “どすこい打法”も不発に終わった。171センチ、83キロのがっしりとした体格で英明の4番に座る千原凌平内野手(3年)は、幼少期からから体が大きく、幼稚園の先生に勧められて相撲を始めた。夢中で取り組み5歳の時には全国大会で準優勝、6歳では優勝と輝かしい成績を残した。

 小学校に入ると、もともと好きだった野球に転向したが「相撲で培った押す力やパンチ力は野球にもつながっている」と、ここまで高校通算25本塁打。この冬にも打撃フォームを改良し、甲子園での爆発を思い描いてきたが、4打数無安打に倒れた。

 1回には2死二塁で打席が回ったが、中堅への深いフライでアウト。先頭で迎えた4回には四球を選び1点目のホームを踏んだが、その後の3打席でも快音を響かせることはできなかった。長打が出ればサヨナラのチャンスもあった9回2死一、三塁では「ストレートが来たら打ってやろう」と気合十分だったが、空振り三振に終わり最後の打者になってしまった。

 チームとしても前半の失策などが失点につながったこともあり「甲子園は甘くない。夏までにここ一番で打てるようになることが目標です。大事なところでどれだけ粘れるか」と悔しさをかみしめた。夏こそは自らの強打で白星を“ごっつあん”する。

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